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糊のことも考える 3
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    12月1日の続きです。

    糊の話が長くなってしまっていますが、テープの悪口を言いたいわけではありません。
    どんなものでも、適材適所な使い方があることをいいたいんです。

    ここで、あらためて確認したいのが、本を修復・補修する本来の目的。
    その目的とは、できるだけオリジナルの状態に近づけること。これは本に限らず修復の基本ではあるんだが。

    修復・補修の目的として、あともう1つ大事なことがあります。
    それは、修復後いつでも元に戻せるようにしておくということ。

    テープを貼ってしまうと、見た目からしてオリジナルからは遠ざかる。
    そして、元に戻すのが、とても大変。はく離剤とか使わないといけないし。
    糊が変色してしまったらどうにもならないですからね。

    でんぷん糊やヤマト糊なら、何年経っても水だけではがすことができるので、ブッククーリエでは背の部分以外は修復にはこういう植物性の糊だけを使っています。




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    | Tote(トート) | 17:02 | comments(0) | - |
    糊のことも考える 2
    0
      11月25日の続きです。

      事務所でサーバとして使っているハードディスクが壊れて、えらいことになってしまっています。
      糊の話をしている場合か?といえなくもないんだけど、データが復旧できるまで作業ができないので、やっぱり糊の話の続きを書こうと思う。

      植物性の糊(でんぷん糊やヤマト糊)が紙にやさしいので、ブッククーリエでは修復にそういう糊を使っています。
      植物性の糊は化学糊のような変色の仕方はしないというだけでも、(紙モノの修復には)すぐれている。さらに、再度修復するとき、つまりはがすときに水だけではがせるというところが すごく良いと思う。

      化学糊を使っているセロテープもはがし液を使えばはがせるじゃないかともいえるんだけど。このはがし液も石油系の溶剤なわけで。
      ほとんどのはがし液のパッケージには「下地をいためにくい」と書いてあるが、Tote は化学的なことはあまりわからないんだけど、植物繊維でできている紙に石油系の溶剤を使うのは、繊維をもろくしそうで良くないと思う。

      本の補修用テープという変色・変質しにくいものもあるんだが、それならいいかというと、本の修復・補修の本来の目的を考えたら、そうでもないのよ。

      続きます。



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      | Tote(トート) | 11:59 | comments(0) | - |
      お願いだから、テープは貼らないで。
      0

        こんにちは、Tote です。
        先日、久しぶりに絵本を修復して、思うところあったので。

        修復した絵本の一部が上の画像↑。
        上から1cmくらいだけ残して、扉ページの中央が縦に引き裂くように破れていたのです。
        そして、見ていただければ、おわかりかと思いますが、テープで修復してあった。

        50年以上前の古い本だけど、テープはいつごろ貼られたんだろう。
        この通り、思い切り変色しておりました。テープそのものは劣化してぼろぼろだったんだけど、それでもきれいにはがすのには剥がし液が必要。

        どれくらい経つと、テープはここまで変色するんだろう。
        正確には、テープに使われている糊が変色しているんだが、長年の間に紙の裏まで糊が浸透して、テープが貼られていた所は裏表でこの色になってしまっている。

        糊は劣化とともに変色するらしい。ここまで変色してしまっては、もうテープもぼろぼろだから修復材としての機能も果たしていません。
        なので、テープを全て取り除いて、ヤマト糊で破れを修復した。
        なんとか破れはくっついたんだけど、変色してしまった紙は元にもどせないのよー。

        ページの破れは、はさみやなんかの刃物ですぱっと切ったのでなければ、けっこう修復できるんですよ。
        しかし、一度、変色してしまったものは修復不可能。
        どんな糊でも、時間が経てば、変色はするんだけど、テープに使われている化学糊の変色のしかたはキツいなあー。紙も痛むし。

        だから、本を大切にしようと思うなら、破れてもテープは貼らないで。
        お願いだから、テープは貼るな。




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        | Tote(トート) | 20:39 | comments(0) | - |
        和紙の保存カバー4:ぜひお使いください。
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          こんにちは、Tote です。
          先日からのお知らせ通り、クリスマス&2周年記念キャンペーン中にお買上げのお客様には絵本用の和紙の保存カバーをプレゼントさせていただいております。
          今日は その保存カバーの使い方(包み方)をちょこっと説明しておきますね。

          ↑上の画像の左がピクシー絵本用、右がリトルゴールデンブック用です。
          画像の通り、折った状態でお送りします。

          タイトルなどカバーに何か書き込む場合は本を包む前にしましょう。

          ↓次のように開いて、上下の折りしろの間に本を入れてください(ピクシー絵本で説明しています。リトルゴールデンブックも同様です)。

          ↓画像のように長い方を先に折りたたみます。
          次に画像右側の短い方を折って上下の折しろに入れ込みます。



          こんな具合。

          このカバーは長期保存に適した中性の和紙を使っています。和紙屋さんによると、5年後、10年後に違いが出るようです。大切なリトルゴールデンブック、ピクシー絵本の保存にお役立てください。


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          | Tote(トート) | 09:44 | comments(0) | - |
          和紙の保存カバー3
          0

            和紙の保存カバー、リトルゴールデンブック用もできました!
            A3サイズの和紙です。

            「クリスマス&2周年記念」キャンペーンに間に合った。良かったー。
            この保存カバー、キャンペーン中お買上げのお客様にプレゼントします!
            くわしくは また後ほど。


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            | Tote(トート) | 09:44 | comments(0) | - |
            和紙の保存カバー2
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              和紙のコピー用紙で保存カバー、作ってみました。
              ブログ更新をサボっている間にやってたんです。

              B5サイズで ピクシー絵本をちょうど包める大きさ。
              整理しやすいようにタイトルボックスをプリントしました。
              早速、包んでみた↓

              けっこう いいんじゃない?
              こうやって包んでからビニール袋に入れれば、万全の保存体制?かも。

              リトルゴールデンブック用も作ってみよう。



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              | Tote(トート) | 13:27 | comments(0) | - |
              和紙の保存カバー
              0

                和紙の保存袋は(予算的に)ハードルが高いことがわかりました。
                紙そのものは それほど高くなくても、和紙は洋紙に比べると機械による加工がしづらく人の手間がかかるため、どうしても加工費が高くなってしまうようです。

                そこで、袋状に加工しなくても、1枚の紙のまま包めばいい!と思いついたんだけど、どんな和紙を使えばいいのか?

                中性(いまは和紙といっても必ずしも中性とは限らない)で あまり分厚くなくて(包装紙ぐらいの厚さ?)…。
                思い出した!事務所にこんなの↑、ありました。

                和紙のコピー用紙です。
                これなら、もともと長期保存の文書のための用紙で中性だし、厚さもちょうど良さそう。



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                | Tote(トート) | 09:46 | comments(0) | - |
                和紙の保存袋?カバー?
                0
                  先日、展示会で和紙の保存袋を見かけてから、ずっと気になっている Tote です。

                  以前から ブッククーリエオリジナルのリトルゴールデンブックとピクシー絵本専用の保存袋があれば お客さんへのノベルティにもなるし、とか考えていたものですから。
                  でも、最低発注ロットが大きすぎ…。

                  そこで、既成の和紙の封筒にオリジナルロゴを印刷すればいいのでは?と思いつき、市販されているものを探したんだけど、和紙の封筒って … 高っ。
                  ノベルティとしては非常にキツい値段 …。
                  現実はキビシいなあ。

                  でも、あきらめきれないので、さらに いろいろ考えてみた。
                  必ずしも袋状になっていなくても、和紙で絵本を包めば目的にかなうはず。
                  くり返し使いやすいような包み方(折り方)にすればいいのでは?
                  これって、ブックカバー?いや、保存カバーですね。



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                  | Tote(トート) | 09:55 | comments(0) | - |
                  和紙の保存袋
                  0

                    こんにちは、Tote です。
                    先日、とある紙モノの展示会で ↑こんなもの 見つけました。
                    和紙屋さんが出品していたもので、和紙の保存袋なんです。
                    いちばん下の白いのはホルダーです。

                    写真や絵の原画、もちろん絵本も 大切な紙モノは 褪色や紙質の劣化を防ぐために 中性紙で保護した方が良いみたい。紙は酸性によると褪色(ヤケも含めて)・劣化が進むため、なるべく中性を保つ(酸化を遅らせる)という意味で。
                    和紙は中性なので、日本では芸術作品などの保管に 和紙がよく使われています。

                    この和紙屋さんによると、和紙で保護しておくと、5年後、10年後に差が出るらしい。

                    前々からブッククーリエオリジナルの絵本の保管グッズができないかな〜と思っていたのですが、ホルダーは市販されているらしいけど A4サイズなので、リトルゴールデンブックにもピクシー絵本にも大きすぎ。
                    袋の方は客注だそうで、発注は千枚単位とのこと…。
                    零細古本屋なので、そんなロット 無理です…。

                    とりあえず、サンプルをもらって ピクシー絵本を入れてみました。
                    あー、いいなー。やっぱり、こんな保存袋ほしいなー。



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                    | Tote(トート) | 10:40 | comments(0) | - |
                    絵本の修復について思うこと5
                    0
                      絵本の修復について 四苦八苦するうちに思ったことがあります。
                      実物の絵本を直すにあたって、デジタルにできることがあるのではないかと。

                      ジャンクといわれる本の中には、修復不可能な状態のものもあるわけです。
                      もうね どう修理したって本の形にはならないというか、ほとんどのページにマジックやクレヨンのものすごい落書きがあるとか。ブッククーリエにも そんな絵本が何冊かあります。それでも、もちろん捨てられません。

                      そこで 思ったのは、内容がわかる程度にページが残っていれば、デジタルで再生させることも可能だということ。
                      スキャニングしてデータとして取り込めば、落書きやシミなどは消せるし、破れて絵の一部が欠けていたとしても(推測でやることになるけど)ペイントして再生させることができる。そして、またこれを紙にプリントアウトして製本すれば本になるな、と。
                      こうなってしまえば、もうオリジナルとは違うものですが。
                      それでも、時間・費用・労力のかけ方によっては、オリジナルに近づけることもできるよな。
                      あっ、これって いわゆる自炊?その逆?


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                      | Tote(トート) | 09:29 | comments(0) | - |

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