JUGEMテーマ:海外の名作絵本
ディズニーの白雪姫のアートワークを手がけたグスタフ・テングレン(Gustaf Tenggren)による「おやゆびひめ(Thumbelina)/1992年版」。
テングレンはスウェーデン出身で、1930年代から60年代にかけ、アメリカで絵本作家として活躍しました。ディズニーをやめた後、「ポーキーリトルパピー」や「はずかしがりやの子猫」などリトルゴールデンブックの名作をたくさん残しています。
この絵本もそうした名作のひとつ。
初版発行は1953年。ここで、ご紹介しているのは1992年版です。
暖色と寒色の対比を効果的に使った独特の色使いやデザイン処理された背景が印象的。
もぐらにプロポーズされるところ↑
妖精の国で王子様に会えました。見守る つばめの姿がほほえましく描かれています。
イラストレーターのグスタフ・テングレン、この人の名前はちょっとおぼえておいてくださいね。
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タミーちゃんの妹を知っていますか?
ペッパー(Pepper)ちゃんです。
リトルゴールデンブックには、ちゃんとペッパーの絵本もあるんです。
「ペッパーの看護婦さんごっこ(Pepper Plays Nurse)」。
ストーリーはペッパーが動物の看護婦さんになったつもりで、お家にいろんな動物をつれてきてしまうというもの。
ペッパーの年齢の設定は小学校低〜中学年ぐらいかな。
タミーちゃんの絵本とはイラストのタッチがだいぶ違いますが、こちらもとってもおしゃれな絵本です。
タミーちゃんもちょこっと登場します。
ママの洋服もステキ。
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こんにちは、Tote です。
2月もあと1日で終わりですね。
今年はうるう年とはいえ、2月は短いので、あっという間に3月になってしまいます。
3月といえば、ひな祭りです。
そこで、お人形のリトルゴールデンブックで当店イチ押しの超目玉商品をご紹介します!
「タミーちゃん/完品(Tammy)」です。
完品なんですよ!
なにが どう完品なのかというと、この絵本はリトルゴールデンブックの中でもアクティビティブックというシリーズで、切りとって遊べるようにお人形とアウトフィット(洋服やアクセサリー)がついているのです。
古書で これがすべて揃っているものを見つけるのは至難のワザ。
子供に切りとって遊ぶなというほうがムリですものね。
でも、でも、今回ご紹介する この1冊はすべて無キズで揃っているんです!
この通り↓
全体の状態も とても良いです。第3版です。
ショップでも ぜひご覧ください。
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2月22日の続きです。
ディズニーのリトルゴールデンブック「おしゃれキャット(The Aristocats)」の中身をちょこっとお見せします。
舞台はフランスのパリ。
猫のダッチェスとそのこどもたちは裕福な老婦人のもとで、何不自由なく楽しく暮らしていました。
しかし、老婦人が財産をダッチェスたちに残すよう遺言書をつくったことを知った執事の悪だくみによって、ダッチェスとこどもたちは見ず知らずの土地に捨てられてしまいます。
そんなとき、風来坊でノラ猫のオマリーに出会います。
オマリーに助けられながら、ダッチェスたちはパリのお屋敷にもどろうとします。
ダッチェスたちはぶじにパリに帰ることができるのでしょうか?
日本ではマリーちゃんの方が有名ですが、エレガントながら気丈なお母さんでもあるダッチェスがすてきです。
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ディズニーには、いろんな動物のキャラクターがいますが、ねこは案外少ない。
その理由はまたの機会に考えたいと思いますが、数少ないディズニーのかわいいねこちゃんのリトルゴールデンブックを紹介します。
「おしゃれキャット(The Aristocats)」
同名のディズニー映画(日本では1972年に公開)から書籍化されたもので、原題は「The Aristocats」。貴族という意味の単語、aristocrat をもじったようです。
絵本を読むと物語は起伏があっておもしろいし、ダッチェスのお母さんらしい気づかいや風来坊のオマリーとジャズミュージシャンの猫たち、悪役の執事も含めキャラクターの造型もしっかりしています。
日本では映画の人気があまりなかったというのが不思議。
ストーリーはいわゆるおとぎ話的ではなく、割と現実味のある設定です。そんなことから、ディズニー作品としては少し異質と受け取られたのかもしれません。
ディズニーのキャラクターで猫ってめずらしい上に、ダッチェスはエレガントな大人。
だからこそ、ちょっとおてんばでキュートなマリーちゃんとの対比がきいていて楽しいです。
ダッチェスがマリーをエレガントなレディ(aristocats)にしつけようとする場面がいいです。
内容については、次回ご紹介します。
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長いリトルゴールデンブックの歴史の中でも、人気のロングセラーの1冊、ディズニーの「白雪姫と七人の小人(Snow White and the Seven Dwarfs)」のとても古い14版です。
同名のアニメ映画が元になっていますが、この映画もアニメの歴史に残る、いや歴史を変えたといっていい名作です。ディズニー初そして世界初のカラー長編アニメ映画でした。
当時すでにディズニー・スタジオのアニメーターのレベルは高ったのですが、この映画を作るにあたって、ディズニーは画家として実績のあったグスタフ・テングレンを美術監督として招きます。
この名前、どこかで聞いたことはないですか?
そう、以前このブログでレヴューした「おやゆびひめ」の絵本を描いた人です。
彼自身にとっても、ディズニーと仕事をしたことは転機となったようで、これ以降、作風が大きく変わります(「おやゆびひめ」はこの後の作品)。
テングレン以外にも多くの有能なスタッフを集め、当時としては非常識ともいえるぜいたくな作り方をしたディズニーの「白雪姫」は大成功をおさめました。
たしかに、それ以前のアニメーションと比べると、キャラクター、背景ともに重厚さが全くちがいます。
古い絵本だけあって、一部のページが2色刷り。
この映画の公開は1937年。リトルゴールデンブックの創刊以前です。
その後、1948年に映画を元にリトルゴールデンブックとして初版が発行され、現在まで再販をくり返しています。ディズニー映画の魅力がつまった1冊ということでしょうか。
今回、ご紹介しているのは1950年代に発行された、60年前の絵本です。また、この表紙デザインは1970年代までで、それ以降は何度か表紙が変わっています。
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超ロングセラーの1冊「元気な子うさぎ(The Lively Little Rabbit)」。
さし絵はグスタフ・テングレン=Gustaf Tenggren、アメリカでは非常に重要なイラストレーターのひとりです。
まずは、絵本の内容をみていきましょう。
ある森に元気な子うさぎがいました。
きょうだいやなかまたちと楽しく暮らしていましたが、ひとつ困ったことがありました。
森にはずるくて凶暴ないたちがいて、子うさぎたちを食べようといつもねらっているのです。この いたちをなんとかやっつけられないものでしょうか。
「小さなぼくたちでも 知恵と力を合わせれば、なんとかなるんじゃない?」
仲良くなった子りすやふくろうと協力して、葉っぱや小枝、木の皮を使って こんなのつくってみました↓
立派なドラゴンです。
ほんもののドラゴンだと思った いたち は恐れをなして 森から逃げて行きました。
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ドナルドダックと三つ子の甥っ子たちのハロウィンにまつわるファンタジックなお話です。
「ドナルドダックと魔女(Donald Duck and the Witch)」。
ドナルドダックのお話といえば、ドタバタコメディが多いですが、ディズニークラシックスのタッチが残るこの絵本は色使いもシックでファンタジックな仕上がりです。
ハロウィンのランタン用のかぼちゃを収穫した帰り、空に不思議な影をみつけました。
三つ子たちは「魔女だ!」というのですが、ドナルドは「そんなものいるはずがない」とまったくとりあいません。
絶対に魔女はいると思い込む三つ子たちは魔女らしき影が消えた家をめざしました。
その家に着くと、やっぱり、そこには魔女が!
三つ子はすっかり魔女となかよくなります。
なんとかしてドナルドおじさんに魔女の存在を認めさせたい三つ子たちはある作戦を考えました。
魔女の仮装をして、「トリック オア トリート!」と言いながら、ドナルドの家へ。
なんだか、ヘン。三つ子が4匹!?
そう、ホンモノの魔女がまじっています。
このあと、魔女と三つ子はむりやりドナルドを魔法のほうきに乗せ、魔女の館へつれていったのでした。そこでは、楽しいパーティの用意ができていました。
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昨日の「ミッキーマウスと宇宙船(Mickey Mouse and his Space Ship)」、希少本ですが、リトルゴールデンブックの中でも かなりの珍品かも。
というのも、この絵本のインプリント(奥付)部分を写した上の画像の一番下の行をよーく見て(ちょっと不鮮明です、スイマセン)。
"Printed in Japan by the Toppan Printing Company Ltd." とあります。
Printed in Japan ということは…、そう、日本で印刷されたんです。
今回ご紹介している版はオーストラリアで発行されたものですが、1970年代はじめごろまでのオーストラリア版のリトルゴールデンブックには日本の凸版印刷= the Toppan Printing Company Ltd. によって印刷されたものが少なくないのです。
凸版印刷さんは、今や、社名から「印刷」がなくなり「TOPPAN」となられました。うーん、感慨深い。
そのほとんどがシンガポール工場で刷られたようで、Printed in Japan はごくわずかしか Tote は見たことがありません。
日本で印刷されてオーストラリアの誰かの手に渡り、再び 日本へ(この間、何十年!?)帰ってきた絵本です。
おかえりなさい。
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リトルゴールデンブックには宇宙ものもあります。
アメリカはSFファンが多いからかな。
そんななかでも、本日紹介するのはディズニーの希少本。
「ミッキーマウスと宇宙船(Mickey Mouse and his Space Ship)」。
ミッキーとドナルドが月に行くお話ですが、この絵本のコピーライトは1953年。
アポロが月へ行った10年前に作られているんです。
最初に月に行った者に賞金が出ると聞いたミッキーマウスとドナルドダック。
2人でコツコツ、月へ行くための宇宙船を作りました。
ドナルドがグーフィに月へ行く話をしたのをヤマネコのピートが盗み聞きしていました。
ピートに宇宙船を盗まれてしまいますが、なんとか取りもどして月へ。
月世界旅行を楽しむミッキーとドナルド。
この絵本が作られた当時のアメリカはSF黄金期。すぐれたSF映画がたくさん作られました。
化学考証は今の方が当然ながらきっちりしていますが、50年代のSF映画はもっと夢とロマンにあふれていたように思えます。
この絵本には、そんな時代の匂いが感じられます。
続きます。
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⇒ トート (05/23)
⇒ papayoyo (05/22)
⇒ masa (03/21)
⇒ Re Re Re Reptilian (08/11)
⇒ Tote (03/06)
⇒ みかり (03/05)
⇒ Tote (09/22)
⇒ めぐみん (09/22)
⇒ Tote (09/10)
⇒ めぐみん (09/10)