JUGEMテーマ:本
毎年行っていた本や雑誌の国際展示会「東京国際ブックフェア」ですが、今年は休止(中止)だそうです。
毎年楽しみにしていたといえば、そうなんだけど、正直なところ、ここ数年間は年々ショボくなってきて、 開催の意義やこのイベントそのものの役割が今ひとつわからなくなってきた感が…。
楽しみにしていた部分もこの2〜3年は洋書バーゲンだったり。
それはそれでいいのかもしれないが、それならビジネスフェアである必要はないですからな。
うーん、なるべくして中止になったともいえるのかな。
出版関係者に会うと、みなさん口を揃えて今の時代は「出版不況」だとおっしゃるのですが、それだけが「ブックフェア中止」の理由ではなさそう。
Tote は出版業界の者ではなく、横目で見ている立場なのだが、「本」という商品をどう作って売る(流通させる)のかというシステムそのものの過渡期に来ているのでしょう。
幅広くいろんな業界の人とつきあってきた経験からすると、出版業界の作って売るシステムがかなり特殊に見える。良い悪いの問題ではなくて、システムと時代の変化の関係性だと思う。
来年(2018年)は開催されるらしいが、どういう方向性になるんだろうか。
めんどりさんの絵本といえば、先日のぜひ、読んでほしい鳥の絵本
「そらをとんだめんどりさん」はもちろんおすすめなのですが、めんどりさんには有名なお話がありますよね。
「赤いめんどり」というお話です。
リトルゴールデンブックとピクシー絵本の両方になっています。
欧米に古くから伝わる民話で、日本では「小さな赤いめんどり」や「おとなしいめんどり」と訳されることも多いようです。
*ピクシー絵本の方のタイトルは「めんどりさんのパン」と直訳に近いものにしています。
働き者のめんどりさんは一生けんめい麦を育てますが、まわりの動物たちは怠け者で全く手伝ってくれません。めんどりさんは 最後、収穫した麦を小麦粉にして美味しそうなパンを焼きますが…。
「あ〜、聞いたことがある、読んだことがある。」と思う方もいるのでは?
欧米では人気のある寓話のようです。
リトルゴールデンブック版、ピクシー版とそれぞれ絵柄も違いますし、ちょっとした違いもあり見比べると楽しいです。
今なら、両方ともショップ店頭でご覧いただけますが、後ほど1冊ずつ ご紹介しますね。
「3びきのくま」のおまけです。
このお話に出てくる女の子の名前をご存知ですか?
Goldilocks(ゴルディロックス、ドイツ語では Goldköpfchen)です。
この名前、英和辞典に載ってるんですよ。金髪のきれいな女の子という意味です。
だから、どの絵本でも女の子は金髪なんですね。
欧米では、タイトルが「ゴルディロックスと3びきのくま」となっている絵本が多いですね。
女の子とくまさんたち、どっちが主役なんだろ?くまさんたちの名前は出てきませんが…。
ところで、辞書によると、ゴルディロックスって花の名前でもあるんです。
そういえば、このお話の絵本にはひまわりのような花が描かれていることが多いのですが(上の画像)、大きさは違うけど、キク科でひまわりに似た花のようです(画像検索したけど、あまり出てこない)。上の画像のは ひまわりっぽいですけどね…。
バラの花にもこの名前のものがあるみたい。
いずれも金髪の女の子をイメージさせる花のようです。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
2012年最初の更新です。
さて、昨年末からの予告通り、ブッククーリエ店頭では「冬とくまさん」特集が始まっています。絵本に出てくる くまさんやテディベアはほっこり暖かい気持にさせてくれますね。
この季節に読みたい絵本が集まりました。
これに加え、今年は辰年なので、ちょこっと干支にちなんだ絵本も紹介したい!と思ったんだけど、龍やドラゴンの絵本、少ない〜。そこで、恐竜も龍の1種ということにして、「ドラゴン&恐竜の絵本」もミニ特集しています。
1月いっぱいはドラゴンと恐竜の絵本もトップページでご覧になれます。
特集商品はこれから、ぼちぼちペースで増えていきます。
このブログでの絵本の紹介も近日から始まります。
今年もブッククーリエの絵本でお楽しみくださいね。
レビューポータル「MONO-PORTAL」
地震のあと事務所を片付けていたら、↑このゾウさんを発見しました。
ずっと前にTote が作ったんです。どこにしまい込んだかわからなくなっていたのですが、地震の揺れで床に散乱したモノの中に混じっていました。
紙粘土で作ったものなのに、よく壊れなかったなーと、ちょっと感心。
フィギュア作りはTote の趣味の一つなんですが、これは初めて作ったもの。いま見ると、塗装なんかちょっとヘタだな。
ところで、このゾウさんは誰でしょう?
ぐるんぱ (のつもり)なんですよ。
「ぐるんぱのようちえん」はこどもの頃から大好きだった絵本。ぐるんぱは大きなゾウさんなんだけど、ちっちゃーいぐるんぱがほしくて作ったのでした。
なんだか、ちょっぴりうれしい再会です。
名前の知らないあの花も増えているので、記念撮影しました(ほんとうは「ぐるんぱのようちえん」の絵本といっしょに撮りたかったんだけど、どこにいったかわからない…)。
ぐるんぱはうじうじしたり、失敗もするけど、前に向いて進みます。
ぐるんぱみたいに前を向いて行こう。
ここのところ、ジャンク本や 絵本を読む以外に楽しめないかなどと書いたりしてますが、そういえば、ヴィンテージ絵本を扱っていながら、保管やお手入れについて 話したことなかったですね。
好きな作家さんの絵本、とにかくカワイイ絵本、思い出の絵本、状態が良いに越したことはないですよね。本好きの人なら できるだけ良い状態で本を保管し続けたいと思っているはず。
これから、ぼちぼち数回に分けて、家庭でできるヴィンテージ絵本のメンテナンス(保管とお手入れ)の方法を研究しつつ、ご紹介していきたいと思います。
その前に、まず、絵本を劣化させる最大の2つの要因を確認しておきましょう。
ご存知かもしれませんが、大敵は光と湿気ですね。
では、次回から具体的なことを書いていきます。
今日は ちょっと、ひとり言というか、思っていることなんですが、
ジャンク本って何なんだろうと。
ブッククーリエは古本屋なので、当然 さまざまな状態の絵本が集まってきます。
本に限らず、アンティークをはじめ中古品の最良のものはいわゆる Mint やデッドストックという ほぼ新品のまま保管されてきた状態で、この正反対の状態がジャンクなわけです。
ジャンクというとガラクタってイメージだけど、リーダーズ英和辞典で "junk" を調べてみると、「1aがらくた、くず物、廃品、(くたびれてはいるが)まだなんとか役に立つ代物」とあります。
これを本にあてはめると、なんとか本として楽しめる=読める状態になるのかな。
「読める」状態というのは物理的に本が壊れていなくて、ストーリーを全て把握できる状態です。綴じがばらけていたり、ページがなくなっていたり、文章や絵が判読できないほど(絵本の場合だと絵も重要な要素)汚れているか落書きされていたりすると「読める」状態ではなく、廃品?がらくた?ってことになるんですが…。
実際には、バルク(段ボール1箱いくらとか)で仕入れたものの中にはそういう「状態」の本が混じっていたり、また、すごい希少本であれば 中身ぼろぼろでかろうじて表紙だけ残っているようなものでも仕入れてしまったり。
で、蔵書が増えれば増えるほどそういう いわゆるジャンク本もたまってくるんですが、Tote としては、ジャンクだからといって無碍にはできないというか、状態の良い本と同様 愛着を感じてしまうのです。
もとは新品だった1冊の絵本がジャンクと呼ばれる状態になるには、乱暴に扱われたものもあると思うけど、以前の持ち主(絵本だからたいていは子供)にすごく気に入られて くり返しくり返し読まれて どこへ行くにも持っていかれたりしたんでしょうね。特に、ピクシー絵本にはそんなことを思わせる絵本が多いのです。
古くても状態の良い本はとても大事にされていたことがわかりますが、くたびれていたり ジャンクの状態の本にも以前の持ち主との関係やその本なりの歴史を感じてしまいます。あきらかに乱暴に扱われただろう本には「お疲れだったねえ、これからはうちでゆっくりしてね。」って言いたくなってしまうんだな。
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こんにちは、Tote です。
今年も残すところあと3日ほどになりました。
この1年はブッククーリエを立ち上げての1年で、本当にいたらない点も多々ありました。
そのうちの一つといってはなんですが、ノベルティ(おまけ)のようなものが何もなかった…。
特に、このわずか1年の間にリピーターになっていただいた方も少なくないのに、いつも同じショップカード…というのが心苦しく、絵本好き、読書好きの方に喜んでいただける何かちょこっとしたおまけのようなものができないか考えていました。
で、思いついたのがブッククーリエ特製の蔵書票。
来年はうさぎ年なので、オリジナルのうさぎの蔵書シールを作りました。糊でつけるタイプより使いやすいかと思い、シールにしました。
3cm四方のちっちゃなシールで名前を書く欄があります。
年ごとに干支の動物でデザインを変えていきたいなと思っています。
また、季節や年中行事にあわせても色やデザインを少し変えたりもするつもり。
この年末からお買上げのお客様に商品と一緒にお送りします。
本には貼りたくないという方は、お名前シールとしてお使いください。
予告通り、店頭では 今月の特集「プリンス&プリンセス」が始まりました。
王子様とお姫様、王様、女王様が出てくる絵本を集めました。
シンデレラに白雪姫、眠れる森の美女など、昔から語り継がれてきた有名なお話から現代の創作童話まで。同じお話でも、年代が違ったり、アメリカ/ヨーロッパの絵本などバリエーションもそろっています。見比べるだけでも楽しいですよ。
店頭では、これからも7月7日の七夕に向け、テーマの絵本は増えていきます。
明日から、このブログでも1冊ずつ ご紹介していきます。
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