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眠れる森の美女2
2010.06.30 Wednesday | category:リトルゴールデンブック
こちらは新しめのディズニーのオーロラ姫の絵本、「眠れる森の美女/1991年版(Sleeping Beauty)」です。
1986年からこのバージョンになるのですが、前回ご紹介した絵本とはかなりタッチが変わっています。ベースになっているアニメ映画もリマスターされているんですよね。
邪悪な妖精の呪いを避けるため、16才まで善良な3人の妖精に育てられたオーロラ姫。
昨日の1972年版と比べると色使いも明るく、どことなく現代的。
ドラゴンに化けた邪悪な妖精と戦う王子。ダイナミックです。
そう、このお話ってプリンセスストーリーではあるけど、魔法、(王子の)冒険などスペクタクルの要素もあるんですよね。
同じお話を年代違いで見比べてみるのもおもしろいですね。
この商品は売り切れましたが、他の版が入荷しています。
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眠れる森の美女1
2010.06.29 Tuesday | category:リトルゴールデンブック
ディズニープリンセスの1人、オーロラ姫のお話「眠れる森の美女/1972年版(Sleeping Beauty)」です。
同名のディズニーのアニメ映画が元になった絵本です。
映画の公開は1959年、この絵本の初版発行は1957年、映画の公開前つまり映画製作と平行して作られたんですね。他のディズニー作品に比べると、この映画はあまりヒットしなかったそうです。
でも、絵本を見ると幻想的でとてもアーティスティック。ただ、抑え気味の大人っぽい色使いなど、従来のディズニー作品とはちょっと雰囲気が違うかなという印象もあります。
美しいオーロラ姫が生まれ、多くの人がお祝いのパーティに招かれました。
大胆なレイアウトデザイン↑ですね。
アシンメトリーなホワイトバランスがちょっぴり不安を感じさせます。オーロラ姫の前途に起こる困難を暗示しているかのよう。影の使い方が絶妙ですね。
16才の誕生日に邪悪な妖精の魔法によって、お姫様は長い眠りについてしまいます。
ディズニーには珍しい暗めの色彩の幻想的なシーン。
光と影の対比がとても効果的です。
初期のオフセット印刷特有のエッジのぼやけ感とあいまって良い味になっています。
ディズニープリンセスは全てリトルゴールデンブックになっていますが、「眠れる森の美女」は数も少なく、特にこの表紙の絵本はあまり再販されていないようです。今回ご紹介したものは1972年発行のオーストラリア版。トッパン印刷のシンガポール工場で印刷されました。希少本です。
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かえるの王様/1993年版
2010.06.28 Monday | category:ピクシー絵本
こちらは1993年発行の「かえるの王様(Der Frosch König)」。
ストーリーは前回ご紹介したものと同じですが、ヴィジュアルイメージががらっと違っています。
現代的な軽いタッチのおしゃれなイラストの絵本です。
カラーインクかな?透明感の高い明るい色使いがきれいです。
昨日の1959年版の絵本にはお姫さまがかえるを壁にたたきつけるシーンの絵はありませんでしたが、こちらの絵本では、お姫さまは豪快にかえるをぶん投げています。
この絵本、「Oder der Eiserine Heinrich =鉄のハインリッヒ」というサブタイトルがついていますが、ハインリッヒとはかえるにされていた王さまの家来。この絵本には出てこないんですけどね。敬愛する王さまがかえるにされた悲しみから胸がはりさけないようにと鉄の帯を体に巻いていたのです。王様が人間にもどれた喜びで鉄の帯もはじけてはずれました。それも、このお姫さまのお手柄…。
人間にもどった王さまはお姫さまと結婚し、迎えにきた馬車で自分の国へ帰っていきました。
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かえるの王様/1959年版
2010.06.27 Sunday | category:ピクシー絵本
今日は古いピクシー絵本をご紹介します。
有名なグリム童話の1つ、「かえるの王様/1959年版(Der Frosch König)」です。
数あるプリンセスストーリーの中でも、このお姫さま けっこう性格悪いのでは?と思ってしまうのですが…。
泉に金のまりを落としたお姫さま。まりを拾ってあげるから友だちになって、とかえるに言われ そう約束するのですが、かえるがまりを見つけてきても自分だけ とっととお城へ帰ってしまいます。
が、かえるは自力でお城へやってきて、夕食を食べ、お姫様の寝室にまで入ってきます。
かえるも図々しいですね。
お姫さまのベッドで寝ようとするかえるに怒ったお姫さまはかえるを壁にたたきつけます
(こんなことするお姫さま、他にいる?)。
すると、なんとかえるは立派な王(王子)さまに!
なんという結果オーライ!
まあ、この奇想天外さもおとぎ話ならでは。
1959年コピーライトのこの絵本(1部のページが2色刷りです)、クラシックな正統派のプリンセス絵本という感じです。イラストの美しさとストーリーのギャップも興味深いですね。
こちらは巻末の見開き↓
美しいでしょ?
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簡易包装ですが、
2010.06.26 Saturday | category:お知らせ
今日はショップからのお知らせです。
簡易包装ですが、ギフトラッピングはじめました。無料です。
ギフト用の包装については、開店当初からどうしようか ずっと悩んでいたのでした。
貴重な美しい絵本をできるだけ良い状態でお届けしたい/残していきたい、というのもBOOKCOURiER のコンセプトの1つ。
そこで 本を発送するときはしっかり台紙などをつけて養生するので、リボンなどを結んだり、何か少しでも立体的な飾りをつけるとつぶれてしまうんです。でも、かわいくラッピングしたいというのもあって…。
いろいろ考えた結果、上の画像のようになりました。
こちらはピクシー絵本のサイズです。
ショップサイトでリトルゴールデンブックのサイズもご覧になれます。こちら。
写真だと袋の色が明るめになっていますが、実際はもう少し濃いめ、シックな紺色です。これにあわせてTote のギフト用シールを作りました。
Tote のシール、かわいいでしょ?
これを機会にご利用くださいね。
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七人の小人とダイヤモンド鉱山
2010.06.25 Friday | category:リトルゴールデンブック
これは、珍しい。ディズニーの「白雪姫」のスピンオフストーリーの絵本です。
タイトルは「七人の小人とダイヤモンド鉱山(The Seven Dwarfs and their Diamond Mine)」、あの小人たちが主役です。
白雪姫が王子様と結婚し、少しさびしい思いをしながらも元の生活にもどった小人たち。
朝、いつものように仕事に出かけると鉱山の入口で金色の箱をみつけました
(小人たちが働いていたのはダイヤモンド鉱山だったんです)。
箱に入っていた金のカギで鉱山の中のドアを開けると…
そこは、お城の広間でした。
家来とともに白雪姫があらわれました。
この後、白雪姫と小人たちは楽しいひとときを過ごしたのでした。
この絵本、スピンオフストーリーというだけでも珍しいのですが、どうもオーストラリアでのみ発行されたようです。印刷は日本のトッパン印刷のシンガポール工場となっています。いろんな意味で貴重な本です。
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かえるになった王様
2010.06.22 Tuesday | category:ピクシー絵本
今日、ご紹介する絵本は「かえるになった王様(Königreich und Kinder)」。
「かえるの王様」でも「かえる王子」でもありません。現代の絵本作家、Andreas Röckener という人の創作童話です。
*日本語のタイトルは Tote がつけました。正式な訳ではありません。
カラーインクかな?透明水彩がとても美しい絵本です。
ある国に小さな王様がいました。
でも、その国の人々は「立派じゃない」王様に不満で、王様をお城から追い出してしまいます。
小さな王様がひとり、湖のそばで途方にくれていると、金の王冠をかぶったかえるが水の中から跳び出してきて言いました。「わたしにキスして!」
びっくりした王様ですが、かえるにキスすると…
昔ながらの童話のパターンなら ここでかえるがお姫様になりそうですが、この絵本では 王様がかえるになってしまうのです。
王冠をかぶったかえるはかえるの国のお姫様だったのですね。
この後、2人(匹?)は結婚し 美しいかえるの国でたくさんの子宝にもめぐまれて 幸せに暮らすのでした。
にじみやぼかしによる水彩の色使いがとてもきれいですね。
ファンタジックな雰囲気がよく出ています。
1990年から2000年にかけてのピクシー絵本は透明水彩のイラストのものが多いです。
ヨーロッパのイラストレーターさんは水彩絵具をよく使いこなしているなと思います。
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おやゆびひめ2
2010.06.21 Monday | category:リトルゴールデンブック
昨日に続いて、もう1冊の「おやゆびひめ(Thumbelina)」ですが、こちらは1953年に初版発行された絵本です。同じお話でも 昨日ご紹介した本とは かなりイメージが違います。
この絵本のイラストレーターはグスタフ・テングレン(Gustaf Tenggren)という人です。
スウェーデン出身で、1930年代から60年代にかけ、アメリカで絵本作家として活躍しました。ディズニーとも仕事をし、リトルゴールデンブックの名作「ポーキーリトルパピー」や「はずかしがりやの子猫」などを手がけています。
暖色と寒色の対比を効果的に使った独特の色使いやデザイン処理された背景が印象的です。
もぐらにプロポーズされるところ↑
妖精の国で王子様に会えました。見守る つばめの姿がほほえましく描かれています。
イラストレーターのグスタフ・テングレン、この人の名前はちょっとおぼえておいてくださいね。
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今回ご紹介の絵本は1990年の再販なので、リーズナブルな価格設定になっています。
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長ぐつをはいたねこ2
2010.06.19 Saturday | category:リトルゴールデンブック
昨日はピクシー絵本の「長ぐつをはいたねこ」をご紹介しましたが、今日はリトルゴールデンブックの「長ぐつをはいたねこ(Puss in Boots)」です。
昨日のピクシー絵本は1990年代発行のものでしたが、こちらのリトルゴールデンブックの初版は1952年、アメリカで発行されました(画像はオーストラリア版)。イラストレーションといえば、油絵に近い不透明水彩のタッチが主流だった頃です。
この絵本のイラストレーターは J P Miller という人で、たくさんのリトルゴールデンブックを手がけました。「赤いめんどり」や「ジングルベル」などの傑作を多く残しています。
ポップでかわいいキャラクターと大胆なレイアウトデザインが良いですね。
同じテーマの絵本でもお国柄、時代、そしてイラストレーターの個性で見比べると興味深いです。
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えんどう豆の上のお姫様
2010.06.17 Thursday | category:ピクシー絵本
昨日に続いて、アンデルセンの絵本です。
「えんどう豆の上のお姫様(Die Prinzessin auf der Erbse)」というお話をご存知ですか?
“本物”のお姫様と結婚したいと願う王子様がいました。
本物のお姫様を探して、世界中旅をしましたが みつかりません。
ある嵐の夜、王子様のお城に自分こそ本物のお姫様だという娘がやってきます。
びしょ濡れで みすぼらしい姿の娘ですが、どうやって見分ける?
王子の母である女王がその方法を知っていました。
女王様は一粒のえんどう豆をベッドに置き その上に20枚のマットレスと20枚の羽根布団を重ね、娘にその上で 寝るように言いました。
よく朝、寝心地がどうだったか聞かれた娘は「寝床に何か固いものがあって、ひどい寝心地でした。あざもできてしまって…。」と答えました。
これが、本物のお姫様であることの証拠になり、王子はこのお姫様と結婚したのでした。
いろいろ言いたいことがある人もいるとは思いますが、まあ、こういうお話なんです。
本物のお姫様って すごく繊細ってことです。
透明水彩の色使いが美しい、大人っぽい絵本です。
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