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紙とデジタル:コンピューターは間違えない?-3
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    2月22日の続きです。

    紙での校正にこだわる Tote は古いのか?
    このデジタルの時代に「誤植」という言葉はおかしいと言う人も少なからずいるようだし。

    デジタルで作ったデータを出力するんだから(写植=植字ではないので)、誤植ではなく誤字ということらしい。そりゃ、そうなんだろうけど。
    Tote 的にはデジタルデータのままなら単なる文字データだろうけど、紙の上に印刷されたものは植字→誤植といった方がしっくりくるんだけどね。

    まあ、こんなことをうだうだ言いたかったのではなく、誤植でも誤字でもいいのですが、文章をコンピューターつまりワープロソフトで書くようになってから、自分でも誤字(とりあえず誤字ということに)脱字が増えたと確実に思う。
    手で書いていた頃の誤字脱字の原因は 書き間違い、思い違い(漢字を間違っておぼえていたとか)、見落とし。主に、こんなものだった。これが、コンピューターを使うようになってからは、変換ミス、タイプミス、あとコピペ(入力)ミスとか加わるようになりました。

    ミスの原因が増えたんだから、そりゃ、誤字脱字は増えるわ。
    だからこそ、よけいにしっかりと校正をしたいのさ。

    ここで、「ん?」と思うことがあるんだけど。



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    | Tote(トート) | 10:28 | comments(0) | - |
    星の銀貨/2006年版
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      ここ数日、当ブログのページ別アクセス数で以前ご紹介したこの絵本が上位に入っています。1990年代発行の絵本でした。グリム童話の中ではすごく有名なお話ではないのですが、人気があるんだな〜と実感。感動的なお話ですものね。でも、スイマセン、こちらは品切れのままです。

      で、代わって、というわけではないですが、
      今回、↓こちらの2006年版が入荷しています。
      「星の銀貨/2006年版(Die Sterntaler)」です。

      内容は以前のものとほぼ同じですが、イメージが大きく変わりました。
      とてもアーティスティックな絵本なんです。

      天から降ってきた銀貨を集める女の子↓。
      デジタル技術によって、手描きの繊細なタッチや微妙な色使いが美しく再現されています。

      幸せな未来の生活に向かって歩き出します。
      明るくやわらかな色に希望が感じられますね。

      商品情報はこちらです。



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      | Tote(トート) | 09:56 | comments(0) | - |
      予告:とにかくカワイイ絵本!
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        こんにちは、Tote です。
        寒さも少しゆるんできたかな〜。もうすぐおひな祭りの春ですね。

        ブッククーリエでは、毎年この季節はガーリィでかわいい絵本の特集をしています。
        もちろん、今年も やりますが、テーマをどうしようか ちょっぴり思案。

        これまで、お人形や小鳥、うさぎ といったテーマでしぼりこんだりしていたのですが、今年はずばりストレートに「とにかくカワイイ絵本」です。
        ストーリーがどうのとか、もう、理屈ぬき。とにかくカワイイ絵本がせいぞろいするんです!
        とびきりカワイイ絵本を厳選してお届けします。

        これまでアップするとすぐ売切れてしまう人気の絵本や資料としても価値の高い希少本が再/新入荷します。
        おひなまつりの3月3日から特集商品のアップを始める予定です。

        上の画像はアップ予定の商品のごく一部。
        楽しみにお待ちくださいね!

        当店のメルマガにご登録いただくと、商品の入荷状況を前もってお知らせします。
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        | Tote(トート) | 10:13 | comments(0) | - |
        紙とデジタル:コンピューターは間違えない?-2
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          1月31日の続きです。

          PDFの編集機能が身につかないことを社長に叱られて、ちょっと萎縮したTote でしたが、半分は素朴に驚いたんですよ。

          いまは文字校正を紙で一切やらない出版社があるんだ(増えている?と考えていいかもね)ということに(紙の本を作る上でのことですよ、あくまで)。

          というのも、Tote がアメリカで Technical Writing を勉強した頃は、校正はプリントアウト(紙)でやるというのが鉄則だったから。その理由は、コンピューターのモニター上では紙での校正に比べると、精度が落ちる。人間は生理的にそうなっている、ってことなんだけど。それと、スペルチェッカーは万能ではないということも(つまりは、こまめに辞書を引けということ)。15年ほど前の話ですけどね。

          そうしたことは Tote自身、身をもって実感していたので、これまで ずっと「校正は紙で」やってきたんだけどね。まあ、こちらは出版とは少し違う業界な上、小さい事務所なので、そう(やりたいように)できてきたとは思うのですが。

          DTPの時代になって以降、書籍・雑誌・新聞・その他紙の出版物全てにおいて誤植が増えたことも実感している。だから、よけい紙での校正にこだわってしまうのだけど。



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          | Tote(トート) | 10:17 | comments(0) | - |
          J P Miller さんのブレーメンの音楽隊
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            そうそう、ブレーメンの音楽隊といえば、J P Miller さんの↑このリトルゴールデンブックが再入荷しています。

            「ブレーメンの音楽隊(The Musicians of Bremen)」、ポップでかわいい、レイアウトデザインに優れた1冊です。
            あまり再版されていないようで数が少ないのですが、今回は希少な初版(1954年発行)が入荷しています。

            内容については以前にご紹介しています。
            商品情報はこちらです。


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            | Tote(トート) | 11:46 | comments(0) | - |
            21世紀のピクシー絵本
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              昨日ご紹介したピクシー絵本は初版発行が2004年の新しめのもの。

              Tote はピクシー絵本を収集してン十年、古くは1950年代から現代のものまで集めているんだけど、これだけの期間が揃うと 年代ごとの特徴が見えてきます。この特徴に大きな変化が見られるのが90年代。この頃、何があったのかというと、編集や印刷がデジタル化されたんですね(デジタル化については、以前にも書いています)。

              90年代に入ると、これはデジタルの編集だな〜と思えるものが増えてきて、90年代後半には ほぼ全てのピクシー絵本がデジタル技術で作られているのですが、2000年前後から、ぐっと画像の精度が上がっています。コンピューターの精度と印刷技術が向上し続けていることが、その背景にあるんだけど、それにともなって、絵本として見ると、アーティスティックな作品が多くなっています。

              一昨日ご紹介した「ブレーメンの音楽隊/2006年版(Die Bremer Stadtmusikanten)」は、そんな作品の1つ。すごく微妙な水彩のぼかしや刷毛目、ほそーいペンの線などが見事に表現されています。

              こんな小ちゃな絵本の中で、先端の技術をフルに使ってアート表現がされているってすごい。ピクシー絵本は日々、進化しているってことなんだろうな。
              印刷技術の先端を行くドイツならではの絵本ってことです。



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              | Tote(トート) | 10:01 | comments(0) | - |
              ブレーメンの音楽隊/2006年版
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                本日ご紹介するのは、「ブレーメンの音楽隊/2006年版(Die Bremer Stadtmusikanten)」
                このお話もグリム童話の代表的なものですね。意外なことに、ピクシー絵本の「ブレーメンの音楽隊」をこのブログでとりあげるのは初めて。

                今回、入荷しているのは、2006年発行の新しめの絵本です。
                アーティスティックで美しい作品なんです。水彩のぼかしとエッチングのような繊細な線によってファンタスティックな世界観が表現されています。

                ブレーメンへの旅の途中、森で眠る4匹。
                小さくてわかりづらいですが、ねこが木の中で眠っています。

                どろぼうたちを追い出して、家を手にいれました。
                レイアウトも秀逸で、子供のものにしておくにはもったいない。大人も充分楽しめる 洗練された絵本です。

                商品情報はこちらです。



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                | Tote(トート) | 10:28 | comments(0) | - |
                エロイーズ・ウィルキンのヘンゼルとグレーテル
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                  JUGEMテーマ:海外の名作絵本

                   


                   

                  「ヘンゼルとグレーテル/エロイーズ・ウィルキン版(Hansel and Gretel)」

                  リトルゴールデンブックを代表する絵本作家エロイーズ・ウィルキンによるヘンゼルとグレーテルです。

                  再入荷になるのですが、今回は1960年代初頭発行の古い版(10版)が入荷しています。

                  ストーリーは先日ご紹介した古い絵本とほぼ同じですが、こちらはこちらで、ウィルキン独特の深い世界観ある1冊になっています。
                  ウィルキン版の初版発行は1954年。80年代まで再版をくり返し、超ロングセラーとなりました。

                  内容は以前にご紹介しています。
                  エロイーズ・ウィルキンについてはこちら

                  商品情報はショップの方でご覧ください。



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                  | Tote(トート) | 09:50 | - | - |
                  ヘンゼルとグレーテルのおはなし2
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                    昨日の続きです。

                    ヘンゼルとグレーテルの結末では、たいてい 継母がいなくなっていて、ヘンゼルたちがお父さんのもとへ帰ってハッピーエンドということになっています。
                    この継母がいなくなる理由として、継母は魔法使いのおばあさんだったという説を前回ご紹介しました(魔法使いはグレーテルにやっつけられます)。これとは少し違って、お父さんが継母を追い出したという説もあります。

                    いずれにしろ、お父さんだけのところにヘンゼルたちが帰ってくるストーリーがポピュラーなようですが、また違うストーリーの絵本があるんですよ。

                    それが、こちらの「ヘンゼルとグレーテル(Hänsel und Gretel)」。この絵本では、生活が苦しいため お父さんとお母さんがヘンゼルたちをいったんは置き去りにしますが、夫婦で深く後悔しているところに2人が帰ってくるというストーリーになっています(お母さんは継母ではないようです)。
                    これは、現代に再話されたもの?(この絵本は2000年以降の発行です。)
                    でも、すごく昔には こんなこと(貧しさで子供を棄てること)があったのかも…。これはこれで、けっこう生々しい話に思えるのだけど。

                    こうやって、同じお話でも いろんなバリエーションがあるのは、古くからたくさんの人たちに語り/読みつがれてきたからなんでしょうね。
                    同じお話でもいろんな時代、いろんな作家のものを読み比べると ほんとに楽しいです。



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                    | Tote(トート) | 10:11 | comments(0) | - |
                    ヘンゼルとグレーテルのおはなし1
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                      ヘンゼルとグレーテルの絵本を2冊続けてご紹介しましたが、そのストーリーについてちょこっと。

                      ヘンゼルとグレーテルはポピュラーなお話だけあって、リトルゴールデンブックとピクシー絵本に限らず、たくさんの絵本が作られています。その分、ストーリーもちょっとずつ違っていたりするんですよね。古い童話を題材にしたものにはよくあることですが。

                      昨日ご紹介した古いリトルゴールデンブック「ヘンゼルとグレーテル(Hansel and Gretel)」では、お父さんといじわるな継母に森に置き去りにされたヘンゼルとグレーテルは 最後、継母がいなくなった家でお父さんと再会しました。
                      この絵本には、継母がいなくなった理由は書かれていませんが、実は 継母は魔法使いのおばあさんだったという説もあるようです。

                      特に継母=魔法使いと書かれていなくても、読み手の方は、なんとなく「あの継母はひょっとして魔法使いのおばあさんなのでは?」と感じることもあると思う(「白雪姫」の影響?)。そうすると、魔法使いがグレーテルにやっつけられる→(継母=魔法使い)だから、継母はいなくなった、という推測が成り立ちます。
                      古いおとぎ話ではストーリーが説明不足だったりするものが結構あって、古い絵本ほど そうしたストーリーをそのまま使っているんだけど、それがかえって、読者の想像力を刺激するんですよね。



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                      | Tote(トート) | 10:58 | comments(0) | - |

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