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今年(2014年)もお世話になりました。
2014.12.31 Wednesday | category:お知らせ
暮れも押し迫ってまいりました。
まだ、データの整理と修復をしています。
あと30分ほどで、2015年です。
この1年間、ブッククーリエでお買い物していただいたみなさま、このブログを読んでくださったみなさま、本当にありがとうございました。
年末から年始にかけ、店頭がちょっとさびしい感じのままで申し訳ありません。
年明けなるべく早いうちに、新着&再入荷の絵本をどーんとお届けしたいと思います。特集のお知らせも年明け以降の予定です。
しばし、お待ちくださいね。
さて、店頭でもお知らせしている通り、ブッククーリエでは1月5日まで年始休暇をいただきます。この間、受注はできますが、発送は6日以降となります。
どうぞ、みなさま、良いお年を。
レビューポータル「MONO-PORTAL」
まだ、データの整理と修復をしています。
あと30分ほどで、2015年です。
この1年間、ブッククーリエでお買い物していただいたみなさま、このブログを読んでくださったみなさま、本当にありがとうございました。
年末から年始にかけ、店頭がちょっとさびしい感じのままで申し訳ありません。
年明けなるべく早いうちに、新着&再入荷の絵本をどーんとお届けしたいと思います。特集のお知らせも年明け以降の予定です。
しばし、お待ちくださいね。
さて、店頭でもお知らせしている通り、ブッククーリエでは1月5日まで年始休暇をいただきます。この間、受注はできますが、発送は6日以降となります。
どうぞ、みなさま、良いお年を。
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ハードディスクが壊れた。その後 2
2014.12.29 Monday | category:紙とデジタル
12月18日の続きです。
事務所のサーバー代わりのハードディスクが壊れたあと、その後、具体的にどうなったかですが、先週、なんとかデータのサルベージができました。90%くらい復旧できたみたい。
良かった〜と全身脱力したいところなんだが、復旧できたデータはとりあえず保管用のHDに入ってデータ復旧会社から戻ってきただけ。
次に何をしなければいけないかというと、新しいサーバーを設置して、そこにデータ(20年分だぜ)を移さないといけない。
先週、サーバー用のHDを注文し、一般的に仕事納めの日にシステムサポートの会社の人に来てもらって設置できたのでした。
設置といっても、ただ置くだけではなくて、いろいろ、いろいろ接続とかしないといけないわけです。ご周知の通り。
仕事納めというにも関わらず、システムサポートの担当者には夜遅くまでかかって設置とLANに接続してもらいました。わーん(涙)、本当にありがとうございました。
今年中にサーバー復活できて、本当に良かった〜。
しかし、これで終わりではない。
復旧できたデータ(絵本の画像含む)をサーバーに移すという仕事があるのだ。
この週末、データ移行と壊れたデータ(直せそうなものだけ)の修復をやり続けております。
社長と Tote にお正月休みはなさそう…。
事務所のサーバー代わりのハードディスクが壊れたあと、その後、具体的にどうなったかですが、先週、なんとかデータのサルベージができました。90%くらい復旧できたみたい。
良かった〜と全身脱力したいところなんだが、復旧できたデータはとりあえず保管用のHDに入ってデータ復旧会社から戻ってきただけ。
次に何をしなければいけないかというと、新しいサーバーを設置して、そこにデータ(20年分だぜ)を移さないといけない。
先週、サーバー用のHDを注文し、一般的に仕事納めの日にシステムサポートの会社の人に来てもらって設置できたのでした。
設置といっても、ただ置くだけではなくて、いろいろ、いろいろ接続とかしないといけないわけです。ご周知の通り。
仕事納めというにも関わらず、システムサポートの担当者には夜遅くまでかかって設置とLANに接続してもらいました。わーん(涙)、本当にありがとうございました。
今年中にサーバー復活できて、本当に良かった〜。
しかし、これで終わりではない。
復旧できたデータ(絵本の画像含む)をサーバーに移すという仕事があるのだ。
この週末、データ移行と壊れたデータ(直せそうなものだけ)の修復をやり続けております。
社長と Tote にお正月休みはなさそう…。
ベイマックスを観てきた。
2014.12.26 Friday | category:ディズニー
Tote はピクサーの映画は必ずロードショーを映画館で観ることを自分に課している。
ということで、早速、ベイマックスを観てきたよ〜。
春に「アナと雪の女王」を観て「おお!ディズニーのデジタルアニメの集大成の前評判通り」と思ったんだが、こっちはこっちでピクサーの集大成です。
エンターテイメントの要素が全て詰まっているんですよ。
最初から最後まで、ぎっしり充実していてすごく楽しめた。
男の子向けという印象ですが、女の子もロボットに興味ない人も楽しめる内容でした。
なんか、ここ2、3年、ピクサーの新作を見る度、集大成に思えるのは、きっちりと最新の技術を抑えて使いこなしているのと、スタッフの層も厚くなっているからでしょうね。
そして、今回、ベイマックスを観て強く感じたのが、日本への愛。
続きます。
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クリスマスの12日/1994年版
2014.12.25 Thursday | category:リトルゴールデンブック
JUGEMテーマ:クリスマス
本日はクリスマス。サンタさんは来ましたか?
日本ではクリスマスイブまでが盛り上がり、12月25日を過ぎたら、さあっ、お正月の準備!となりますが、本来 クリスマスって12日間続くのだそう。
イエス・キリストが生まれた25日から東方の三博士が贈り物を持って会いに来る1月6日までの12日間です。
ということで、この絵本を見て。
「クリスマスの12日/1994年版(The Twelve Days of Christmas)」。
このタイトルは再版を重ねるうちに2回絵柄が変わっているのですが、いずれも繊細なペンタッチと透明感ある色使いに仕上げられています。
空に高く抜けていくようなこの歌のメロディを考えると、こういう画風があっているんでしょうね。
内容(歌詞)は初版と同じです。
7日目の7羽の白鳥が出てくるシーン。
初版の同じシーンもご紹介しています。見比べてみてください。
12日目に近づくにつれ、プレゼントが増えてはなやかになっていきます。
この絵本のイラストレーターは Sheilah Beckett という人。
他にもクールですてきな絵本を描いています。
機会があれば、ご紹介しますね。
商品情報はこちらです。
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クリスマスの物語
2014.12.24 Wednesday | category:ピクシー絵本
今日はクリスマスイブですね。
透明水彩が美しい正統派クリスマス絵本を楽しみましょう。
「クリスマスの物語(Die Weihnachtsgeschichte)」、
キリスト降誕の物語を描いたピクシー絵本です。
この絵本はぼかしのタッチが美しいです。
水彩絵具と色鉛筆ですね。
身重の妻マリアを連れ、ナザレからベツレヘムに向かうヨゼフ。
乾いた筆で絵具をわざとかすれさせる手法かな?
乾いた砂漠の街の感じがよく出ています。でも、殺伐としたイメージではなくて、やわらかい色使いがやさしいですね。
ベツレヘムの農家の納戸でイエスが誕生します。
窓からの星明かりがきれい。
天使からキリスト降誕を知らされた羊飼いたちが ヨハネたちの元へ向かいます。
キリスト降誕のお話はピクシー絵本から何冊か出ていますが、この絵本はシンプルでわかりやすい構成になっています。
こんな絵本と静かにクリスマスを過ごすのも良いかも。
商品情報はこちらです。
ところで、ヨゼフたちはなぜベツレヘムに行ったのでしょう。
ご存知ですか?
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もみの木とポインセチア
2014.12.22 Monday | category:ピクシー絵本
クリスマスも もう間近。
本日は正統派といえるクリスマスのピクシー絵本をご紹介します。
ブッククーリエでは 雑貨感覚のかわいい絵本を集めていますが、ときどき理屈ぬきに「美しい」と思える絵本に出会います。
ピクシー絵本のクリスマスシリーズには、そんな美しい絵本が少なくありません。
そんな1冊です。
「もみの木とポインセチア(Tannenbaum und Weihnachtsstern)」。
こども向けのクリスマスの詩の絵本です。
あしたは楽しいクリスマス、といった書き出しで始まります。
ドイツのクリスマスマーケットをながめているような気分。
見ているだけでうっとりできます。
繊細なクリスマス飾りのような絵本です。
商品情報はこちらです。
ハードディスクが壊れた。その後
2014.12.18 Thursday | category:紙とデジタル
12月13日の続きになります。
サーバー代わりのハードディスク(HD)以下が壊れたときに、石州半紙のことを思い出した Tote は変わり者か?まあ、そんなことはどうでもいいんだけど。
HDについては、同時に3つのバックアップを作るというタイプだったから、「3重の備えですな♪」と安心(油断)しきっていたんですよ。
でも、よく考えたら、4つのHDが1つのフレームに入っているので、そのフレーム全体が衝撃を受ければ、全てが壊れることがあってもおかしくない。
よく、2重、3重の備えというけれど…。
それって、どういうふうにすれば、本当の2重、3重といえるんだろうと思ったわけ。
あと、こうやってHDのトラブルがある度に、メディアとしては紙の方が物理的には強いのかもと思ってきた。「紙は燃えたら、終わりでしょ。」という意見があるんだけど(HDも燃えたら終わりだけど)、前回の記事のようなエピソードがあるんですよ。
これは、水に強い和紙だからできることではあるけど、本当に、昔の日本人の発想はすごいなーと。
なんか、火と水みたいな、こういう方向性の全く違う発想による備えをいくつか組み合せることが、本当の2重、3重の備えなのではないかと思う今日このごろ。
続きます。
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サーバー代わりのハードディスク(HD)以下が壊れたときに、石州半紙のことを思い出した Tote は変わり者か?まあ、そんなことはどうでもいいんだけど。
HDについては、同時に3つのバックアップを作るというタイプだったから、「3重の備えですな♪」と安心(油断)しきっていたんですよ。
でも、よく考えたら、4つのHDが1つのフレームに入っているので、そのフレーム全体が衝撃を受ければ、全てが壊れることがあってもおかしくない。
よく、2重、3重の備えというけれど…。
それって、どういうふうにすれば、本当の2重、3重といえるんだろうと思ったわけ。
あと、こうやってHDのトラブルがある度に、メディアとしては紙の方が物理的には強いのかもと思ってきた。「紙は燃えたら、終わりでしょ。」という意見があるんだけど(HDも燃えたら終わりだけど)、前回の記事のようなエピソードがあるんですよ。
これは、水に強い和紙だからできることではあるけど、本当に、昔の日本人の発想はすごいなーと。
なんか、火と水みたいな、こういう方向性の全く違う発想による備えをいくつか組み合せることが、本当の2重、3重の備えなのではないかと思う今日このごろ。
続きます。
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ミッキーマウスのクリスマスのお買い物
2014.12.17 Wednesday | category:リトルゴールデンブック
今日は「Mickey Mouse Goes Christmas Shopping(ミッキーマウスのクリスマスのお買い物)」。
1953年発行のリトルゴールデンブック。古い希少な絵本です。
ミッキー、ミニーとミッキーの甥っ子、モーティーとフェルディーがクリスマスのお買い物に出かけます。
ドナルドダックの甥っ子の方が日本ではよく知られていますが、このミッキーの甥っ子たち、アメリカの絵本やコミック(特に古いものの方が多いかな)にはよく登場します。
この絵本では、どちらかというとこの子たちの方が主役って感じ。
クリスマスでうきうきする街へ出かけるミッキーたち。
デパートでミッキーたちが買物するあいだ、決められた場所で待っておくようにいわれたモーティーとフェルディーですが、勝手にあちこち動きまわり疲れてうたたねしてしまいます。
気がつくと、デパートはもう閉店していて…。
そこで、出会ったのは サンタさん!
2人(2匹?)がデパートではしゃぐ場面ではアメリカのクリスマス前のショッピングモールの熱気が伝わってきます。
一転、灯りが消えた閉店後の2人の心細そうな様子がなんともいえません。
Tote もこどもの頃、親に連れられて行ったデパートやスーパーでお店が閉まったあとはどんななんだろう?とよく思ったものです。もし、閉店後の店内にひとり取り残されたらどうしよう?とか(そのときはお布団売場で寝よう!と考えたのでした)。
やさしいサンタさんがモーティーとフェルディーをミッキーたちに無事 引き渡してくれました。
この本の商品情報はこちらです。
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1953年発行のリトルゴールデンブック。古い希少な絵本です。
ミッキー、ミニーとミッキーの甥っ子、モーティーとフェルディーがクリスマスのお買い物に出かけます。
ドナルドダックの甥っ子の方が日本ではよく知られていますが、このミッキーの甥っ子たち、アメリカの絵本やコミック(特に古いものの方が多いかな)にはよく登場します。
この絵本では、どちらかというとこの子たちの方が主役って感じ。
クリスマスでうきうきする街へ出かけるミッキーたち。
デパートでミッキーたちが買物するあいだ、決められた場所で待っておくようにいわれたモーティーとフェルディーですが、勝手にあちこち動きまわり疲れてうたたねしてしまいます。
気がつくと、デパートはもう閉店していて…。
そこで、出会ったのは サンタさん!
2人(2匹?)がデパートではしゃぐ場面ではアメリカのクリスマス前のショッピングモールの熱気が伝わってきます。
一転、灯りが消えた閉店後の2人の心細そうな様子がなんともいえません。
Tote もこどもの頃、親に連れられて行ったデパートやスーパーでお店が閉まったあとはどんななんだろう?とよく思ったものです。もし、閉店後の店内にひとり取り残されたらどうしよう?とか(そのときはお布団売場で寝よう!と考えたのでした)。
やさしいサンタさんがモーティーとフェルディーをミッキーたちに無事 引き渡してくれました。
この本の商品情報はこちらです。
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ミッキーマウスのクリスマスの郵便配達
2014.12.16 Tuesday | category:リトルゴールデンブック
クリスマスまで あと少し。
なのに、地味な Tote 文章が続くのはあんまりなので、以前使っていたサーバーに保存していたデータを利用してクリスマス絵本の紹介をします。
まずは、「ミッキーマウスのクリスマスの郵便配達」。
この絵本の中では、ミッキーは郵便飛行機のパイロット。
吹雪のクリスマスイブの夜、ミニーや甥っ子たちとのんびり過ごすミッキーでしたが…。
ミッキーの甥っ子たちがちょこっとですが登場しています。「クリスマスカードの配達が間に合わない!」と空港から頼まれて、吹雪の中フライトに出ることになりましたが、猛吹雪のために遭難しそうになってしまいます。いつの間にか北極に。雪の上にキラキラ輝く不思議な光にみちびかれ、不時着するのでした。そこで、ミッキーが出会ったものは…。荒々しい吹雪やミッキーが不思議な光に導かれるファンタスティックな情景がいきいきと描かれています。さし絵はWalt Disney Studioとだけなっていて、イラストレーター個人の名前は出ていませんが、この当時からディズニーのスタッフの層は非常に厚く、画家として才能や実績のある人たちが多く働いていたようです。それを思わせるタッチです。
この絵本の発行は1956年。当時、主流だった石版印刷で刷られています。石版印刷は人の手で石を彫って版を作るという手法で、版画に近いともいえて、なんともいえない暖かみがあります。
50年以上も前のものですが、状態も良く初版。なにかと希少価値のある本です。
リトルゴールデンブックのシンボルの製本テープも特別仕様のものが使われています。
お店の方でも確認してくださいね。
なのに、地味な Tote 文章が続くのはあんまりなので、以前使っていたサーバーに保存していたデータを利用してクリスマス絵本の紹介をします。
まずは、「ミッキーマウスのクリスマスの郵便配達」。
この絵本の中では、ミッキーは郵便飛行機のパイロット。
吹雪のクリスマスイブの夜、ミニーや甥っ子たちとのんびり過ごすミッキーでしたが…。
ミッキーの甥っ子たちがちょこっとですが登場しています。「クリスマスカードの配達が間に合わない!」と空港から頼まれて、吹雪の中フライトに出ることになりましたが、猛吹雪のために遭難しそうになってしまいます。いつの間にか北極に。雪の上にキラキラ輝く不思議な光にみちびかれ、不時着するのでした。そこで、ミッキーが出会ったものは…。荒々しい吹雪やミッキーが不思議な光に導かれるファンタスティックな情景がいきいきと描かれています。さし絵はWalt Disney Studioとだけなっていて、イラストレーター個人の名前は出ていませんが、この当時からディズニーのスタッフの層は非常に厚く、画家として才能や実績のある人たちが多く働いていたようです。それを思わせるタッチです。
この絵本の発行は1956年。当時、主流だった石版印刷で刷られています。石版印刷は人の手で石を彫って版を作るという手法で、版画に近いともいえて、なんともいえない暖かみがあります。
50年以上も前のものですが、状態も良く初版。なにかと希少価値のある本です。
リトルゴールデンブックのシンボルの製本テープも特別仕様のものが使われています。
お店の方でも確認してくださいね。
石州半紙(せきしゅうばんし)はスゴい 2
2014.12.13 Saturday | category:-
12月11日の続きです。
石州半紙に限らず、和紙は水濡れに強い。
水に濡れても、洋紙のようにすぐにくちゃくちゃにならないだけではなく、濡れた後に和紙は強さを発揮するんだな。つまり、水に濡れても乾かせば元通りになるという復元率がすごく高いのです(まあ、そうするには、ちょっとテクニックが必要ではあるんですが)。
そういう特徴から、江戸時代、特に丈夫な石州半紙で大福帳を作ったそうな。
これだけでは、なんで?って感じだけど、Tote が勉強したところによると次の通り。
昔から、商売(ビジネス)をする上で最も大切なものは帳簿、江戸時代は大福帳。
江戸時代は火事が多く、いったん家が燃え出すと破壊して消化するしかなく、人間はとにかく取る物もとりあえず逃げ出すしかありません。
商店や商家が火事になったら?→やっぱり、逃げるしかないが、逃げる前に大福帳を井戸に沈めてフタをしておく。
火が消えた後、井戸から大福帳を取り出す。→乾かす、→また、使える。
こうしておけば、何もかも焼けてなくなったとしても、帳簿だけは守れるわけ。
昔は書くのに墨を使っていて、いったん乾いた墨は水に溶けないしね。
なんか、スゴいと思いませんか?
石州半紙もスゴいが、昔の人の知恵もスゴい。
ハードディスクが壊れたときに、Tote は↑このエピソードを思い出したんですよ。
続きます。
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石州半紙に限らず、和紙は水濡れに強い。
水に濡れても、洋紙のようにすぐにくちゃくちゃにならないだけではなく、濡れた後に和紙は強さを発揮するんだな。つまり、水に濡れても乾かせば元通りになるという復元率がすごく高いのです(まあ、そうするには、ちょっとテクニックが必要ではあるんですが)。
そういう特徴から、江戸時代、特に丈夫な石州半紙で大福帳を作ったそうな。
これだけでは、なんで?って感じだけど、Tote が勉強したところによると次の通り。
昔から、商売(ビジネス)をする上で最も大切なものは帳簿、江戸時代は大福帳。
江戸時代は火事が多く、いったん家が燃え出すと破壊して消化するしかなく、人間はとにかく取る物もとりあえず逃げ出すしかありません。
商店や商家が火事になったら?→やっぱり、逃げるしかないが、逃げる前に大福帳を井戸に沈めてフタをしておく。
火が消えた後、井戸から大福帳を取り出す。→乾かす、→また、使える。
こうしておけば、何もかも焼けてなくなったとしても、帳簿だけは守れるわけ。
昔は書くのに墨を使っていて、いったん乾いた墨は水に溶けないしね。
なんか、スゴいと思いませんか?
石州半紙もスゴいが、昔の人の知恵もスゴい。
ハードディスクが壊れたときに、Tote は↑このエピソードを思い出したんですよ。
続きます。
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⇒ トート (05/23)
⇒ papayoyo (05/22)
⇒ masa (03/21)
⇒ Re Re Re Reptilian (08/11)
⇒ Tote (03/06)
⇒ みかり (03/05)
⇒ Tote (09/22)
⇒ めぐみん (09/22)
⇒ Tote (09/10)
⇒ めぐみん (09/10)