JUGEMテーマ:絵本のたからばこ
ついに、このピクシー絵本が再入荷しました!
「インゲルちゃんのことり(Pieps der Wellensittich)」。
1970年代に日本でも出版された、とびきりキュートな絵本。
70年代らしい明るい色目とポップなキャラクターが なんともかわいくてしかたありません。
インゲルちゃんが飼っていることりが窓のすき間から逃げ出して、
いろんなところを飛び回るのですが…
交通整理のおまわりさんの頭の上に止まって 騒動を起こしたり、
疲れたことりは公園の森にやってきます。
「見慣れない鳥がいる」と森の動物たちが集まってきました。
動物たちの描き方がいいですね。
この後、インゲルちゃんがお母さんと探しに来てくれて、ことりは無事にお家に帰ることができました。
このことりはセキセイインコのようです。
タイトルや文章にそう書かれているのですが、絵からもわかります。
ちっちゃくてシンプルなのに、特徴がうまく描かれているんですね。
そして、動物たちも人間も 表情ゆたか。
見ているこちらも自然と微笑んでしまいます。
かわいくて楽しい絵本です。
人気が高い上に とても希少な1冊で、久しぶりの入荷です。
この機会をお見のがしなく。
商品情報はこちらです。
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こんにちは、ブッククーリエ店長のTote です。
ここ2、3日少し寒さがやわらいでいますね。
少しずつでも春に近づいていると思いたいですね〜。
さて、ブッククーリエ店頭では、鳥の絵本と冬の絵本が出そろいました。
特にピクシー絵本には鳥や小鳥のお話が多いのですが、そのうちの多くが1970年代に日本で出版されていました。
そのせいか、70年代につくられた鳥のピクシー絵本は人気者なのです。
それだけに売り切れも多いのですが、数が少なく手に入りにくい。
しかし! 今回はそんな大人気かつ希少なピクシー絵本たちが大量に再入荷しています!ぜひ、店頭でご覧ください!
さらに、リトルゴールデンブックにも鳥の絵本はたくさんあります。
実は、まだまだ店頭に出し切れていません。
しばらくしたら、商品の追加&入替えをしていきますので、お楽しみに。
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日本で発行されたこともあって大人気ながら、非常に数が少ないこの絵本が再入荷しました!
「ペンギンぼうや(Klein-Ping)」、小さなペンギンのかわいいお話です。
初版発行は1959年ですが、今回入荷したのは1988年版。
絵柄そのものがモダンで古さを感じさせません。
中身を少しお見せしましょう。
動物園で暮らすペンギンぼうや。
お客さんとしてやってくるこどもたちの気を引こうと、次から次に他の動物たちのマネをしますが…。
新しくできたペンギン舎で思うぞんぶん 泳ぐうち、「ペンギンでいること」がいちばんだと気づきます。
動物園の様子が明るい色彩とポップなタッチで描かれています。
モダンなテキスタイルプリントを思わせます。
おしゃれな絵本です。
この絵本のタイトルを直訳すると「小さなペンギン」ですが、1970年代に日本で発行されたときの日本語訳が「ペンギンぼうや」。
愛着が感じられるタイトルですね。
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1月23日の続きです。
インターネットが普及し出したころは、資料探しがラクになったもんだと思ったのだけど、ネットの中の情報量が増えるにしたがって、そうではなくなってきた。
検索しても、検索しても、信頼できる情報がなかなかみつからない。
情報量は増えているのに、どういうこと?
それって、どーでもいい情報が増えているってことです。
それって、つまり、コピペとリライトで情報量をふくらましているってことです。
(ここで、Tote としては、「リライト」という言葉の意味を気にしたいのだけど、それは、またの機会に。)
それって、要は、中身のない情報ってことですな。
いつの間にか、ネットの中はそんな情報があふれる海になってしまっております。
しかし、ここで、溺れるわけにはいかない!
それで、どうすればいいかというと、すごく簡単なことで、昔のように図書館に行くようになりました。
どうして図書館なのか、図書館に何があるのか、というと、そこには、1次ソースがあるんです。
というより、図書館にあるのは、1次ソースばかりなんですな(目録の類を除く)。
1次ソースが何なのか、なんで1次ソースならいいのか、その理由は以前にも書いたので、こちら:1次ソースを追え をお読みください。
続きます。
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1月16日の続きです。
「情報の海で溺れないようにするにはどうすればいいか?」このテーマで書き始めて、とちゅうで例のD社の騒動もあったこともあり、うーん、ダラダラ長くなってしまっております。
とはいえ、マウスイヤーのネットの世界では、あの騒動も遠い昔のことになるんだろうな。
だけど、情報の海で溺れないための方法は、ネットでもリアルの世界でも、何十年単位くらいなら時代が変わっても、Tote は同じだと思っております。
それに深く関わるのが、モノを書くための段取りである調査分析の部分。
ここがしっかりしていれば、信頼できる文章=情報となるわけ。
で、その調査分析の時間を圧縮できるかという、前回の記事の続きです。
まー、これが、どうなんでしょう。
調査分析の作業にもフローがあって、まず資料を集めなければいけません。
それから、資料を読み込んで、自分なりに分析しながら、自分の論を組み立てていくという流れになります。
分析や構成は、つまり考える時間なんだけど、これって圧縮するとかの問題ではないわな。
だけど、資料集めの時間は効率化できそうです。
ネットができる前、Tote はどうやって資料集めしていたかというと、ひたすら図書館に通っておりました。
公立の図書館をはじめ、商工会議所やジェトロや◯◯総研なんかのライブラリーもね。
ネットが普及し出すと、おー、「事務所にいながらいろんな資料がゲットできる、こりゃ便利じゃないか!」となり、あまり図書館に行かなくなったのだけど、そういう時代はそれほど長く続かなかった。
続きます。
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冬のリトルゴールデンブックをもう1冊。
「ながぐつぼうや(Little Galoshes)」、
J P Miller さんのイラストがとてもカワイイ絵本なんです。
ながぐつぼうや(Little Galoshes)と呼ばれている少年がいます。
彼はいつもは普通の靴をはいているのですが、牧場に行くときはながぐつをはくのです。
ながぐつなら、雪まじりのこんなどろんこの地面もへっちゃらで(楽しく)歩けます。
牧場でいろんなお手伝いをするぼうや。
動物たちへのえさをやるのも彼の仕事です。
動物たちもながぐつぼうやが大好きで、彼のまわりに いっせいに集まってきます。
でも、ある日、いつものようにぼうやが牧場にきても動物たちは知らん顔…。
いったい、どうして?
そのヒントは、彼の足元をよーく見て。
いつものながぐつではなく、普通の靴をはいていたから。
動物たちには別人に見えたのでした。
まさに、ながぐつがぼうやのトレードマークだったのです。
動物たちがポップでいきいきしています。
デフォルメの具合がいいですね〜。
1950代発行の古い貴重な1冊です。
1部のページが2色刷り(このすぐ上の右側のページをご覧ください↑)。
J P Miller さんは日本ではあまり知られていませんが、ポップでかわいいリトルゴールデンブックをたくさん手がけています。
この人の作品は他にもこのブログで紹介しています。
右側の検索ボックスで J P Miller で検索してみてください。
商品情報はこちらです。
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寒い冬には、雪だるまの絵本をどうぞ。
「フロスティ1978年版(Frosty)」。
アメリカではポピュラーな冬の絵本で、リトルゴールデンブックのロングセラーでもあります。
1951年の初版発行以来、Corinne Malvern のイラストで再販を重ねましたが、1980年代末にはイラストレーターが変わりました。
今回、ご紹介するのは1978年発行の Corinne Malvern版。
古き良きアメリカの絵本の香りがします。
こどもたちが作った雪だるまが動き出して、いっしょに遊びます。
フロスティはこの雪だるまの名前。
みんなで街へ出かけたところ、フロスティの帽子が風で飛ばされて…。
帽子を追いかけて行ったフロスティをこどもたちは見失ってしまいました。
「フロスティがいなくなっちゃったよ!」
おまわりさんとこどもたちの会話がイイんです。
「フロスティはどこへ行ったの?」
「晴れた暖かい日には雪だるまはみんなどこかへ行ってしまうんだよ。
でも、また雪が降ればかならず会えるさ!」
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1月9日の続きです。
Tote の好きな言葉に「段取り八分」というのがある。
段取りがしっかりできていれば、仕事はほぼできたと同じという意味。
昔から職人さんがよく使う言葉ですな。
ずっと、つくる系の仕事をしてきた Tote としては、何をつくるにもこの通りだと思うんですよ。文章というモノも、そう。
ライターのことをモノ書きというのは、字を書き連ねて文章をつくり上げるからですが、Tote の場合、1つのモノを書く仕事にかかる全体の時間を10として、実際に手を動かして文を書いている時間は3から2くらい。
あとの7から8の時間は調査分析にかかっている。
まさに、調査分析は「段取り」の部分で「八分」なんですな。
そして、調査分析がしっかりできていれば、文章はほぼできたと同じということ。
逆にいえば、調査分析がちゃんとできていなかったり、いいかげんだったりすると、文章はできないことになります。
ここで、前回の記事でいっていた作業時間の短縮なのだけど、実際に書く時間を短縮するのはむずかしい。
そこで、この段取りにあたる調査分析にかける時間を調査や分析内容のクォリティを落とさずに短縮できるかということになる。
続きます。
JUGEMテーマ:海外の名作絵本
こんにちは、Tote です。
寒い日が続きますね。
冬の童話の定番ともいえる絵本ご紹介しましょう。
「マッチ売りの少女(Das Mädchen mit den Schwefelhölzern)」
誰もが知っているアンデルセンの名作です。
悲しくて切ないお話ですが、美しいんですよね。
凍えるような寒い大晦日の夜、マッチを売る少女がいました。
マッチは売れず、寒さとひもじさから少女は持っているマッチに火をつけます。
マッチの炎が燃えているわずかな間、きれいなクリスマスツリーやおいしそうなごちそうの幻が現れては消えていきました。
そうするうち、流れ星が流れます。
次に、少女がマッチを擦ると、亡くなった やさしかったおばあさんが現れました。
おばあさんの姿が消えてしまわないよう、少女は次から次に全てのマッチを燃やしてしまいます。
でもね、もう何も心配することはないんです。
少女は大好きなおばあさんといっしょに神様のもとへ…。
色鉛筆で繊細に描かれた絵本です。
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12月23日の続きです。
情報の海で溺れない 5 で書いた文章という「商品」を作るための(おおざっぱな)プロセスをもう1回載せます。
1. テーマを考える、決める
2. テーマについて調べる、分析する
3. 論点を整理してまとめる(構成を考える)
4. 原稿を書く
5. 編集、校正のあと修正して仕上げる
くり返しになるけど、どんな状況でも、どんなタイプの文章(新聞記事でも、取扱説明書でも、エッセーでも、学術論文、etc)でも、このプロセスのどれをすっ飛ばしても、モノ(商品)として成立しないんですよ。
しかし、安く短期間で大量の記事を集めようとすると(ネットの世界では、そういうことが多いらしい)、どれかのステップを省略するか作業時間を極端に短縮するしかない。
ステップを省略すると、(あの騒動のように)粗悪品どころか商品として成立しません。
それなら、作業時間を短縮することになるんですが、その場合、(編集者とライターのコミュニケーションが円滑だったとして)上の手順の4と5はタイピングの速度を上げるくらいしかできないのです。
では、1から3までの作業手順、つまり調査分析という作業にかかる時間を短縮できるのか、ということになりますな。
ところで、ライターの通常業務としてのこの1から5までの作業にかかる時間配分なのですが、大きく、1から3を調査分析、4と5を原稿作成の2つに分けられると思う。
ウェブが仕事に入ってくるまでは、Tote の場合、調査分析:原稿作成の時間配分の比率は7:3 か 8:2 でありました。
続きます。
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