JUGEMテーマ:本
毎年行っていた本や雑誌の国際展示会「東京国際ブックフェア」ですが、今年は休止(中止)だそうです。
毎年楽しみにしていたといえば、そうなんだけど、正直なところ、ここ数年間は年々ショボくなってきて、 開催の意義やこのイベントそのものの役割が今ひとつわからなくなってきた感が…。
楽しみにしていた部分もこの2〜3年は洋書バーゲンだったり。
それはそれでいいのかもしれないが、それならビジネスフェアである必要はないですからな。
うーん、なるべくして中止になったともいえるのかな。
出版関係者に会うと、みなさん口を揃えて今の時代は「出版不況」だとおっしゃるのですが、それだけが「ブックフェア中止」の理由ではなさそう。
Tote は出版業界の者ではなく、横目で見ている立場なのだが、「本」という商品をどう作って売る(流通させる)のかというシステムそのものの過渡期に来ているのでしょう。
幅広くいろんな業界の人とつきあってきた経験からすると、出版業界の作って売るシステムがかなり特殊に見える。良い悪いの問題ではなくて、システムと時代の変化の関係性だと思う。
来年(2018年)は開催されるらしいが、どういう方向性になるんだろうか。
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イソップ童話で、最も有名なお話といえば、コレ。
1980年代らしいポップでファンキーなリトルゴールデンブック。
「うさぎとかめ(The Tortoise and the Hair)」(原題では「かめとうさぎ」です)。
このリトルゴールデンブックを見つけたときは思わず「おおっ。」と言ってしまいました。
誰もが普通に知っていて古くから数多くの絵本になっているお話ですが、こんなにポップでお茶目な「うさぎとかめ」は見たことがありません。
この絵本の発行は1987年。80年代らしい、もう蛍光に近いぐらいの明るい色彩と元気そうなキャラクター。
うさぎとかめのファッションも80年代していて、いいですね〜。
お話はみなさんご存知の通りですが、このうさぎさんがとってもナルシスト。
なにかにつけ、かめさんに自慢ばかりするんです。
「誰もぼくより早くは走れないさw」
「あなたと競走して勝ってみせるわ」と、かめさん。
うさぎがサボっている間に、かめがゴール。
ジャッジはフクロウ(右はし)。
商品情報はこちらでご覧ください。
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8月9日の続きです。
動物が出てくる古い古い伝承のお話ということで、先日からピクシー絵本とリトルゴールデンブックの「ノアの方舟(箱舟)」をご紹介しました。
(ところで、「はこぶね」の漢字表記はどうなのかについては、「ノアの方舟、箱舟、箱船、どれ?」をご覧ください。)
しかし、さらに古い動物の昔話がありました!
それは、紀元前6世紀、ギリシャ時代に書かれたといわれている、イソッブ童話集。
動物のお話がいっぱいあるぞー。
イソップのお話は寓話集とも呼ばれています。
寓話とは、辞書によると「教訓や風刺などを、動物などに託して語る物語」なのだそうで、そりゃ、動物のお話がいっぱいあるはずです。
そして、リトルゴールデンブックとピクシー絵本にもイソップのお話があります。
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リトルゴールデンブックにもノアの方舟のお話はあります。
「ノアのファミリー(Mr Noah and his Family)」。
とてもキュートなおもちゃの方舟と動物たちです。
タイトルが「方舟」ではなく、「ファミリー(家族)」になっているのは、動物たちも含めて方舟に乗ったみんなが家族という意味でしょうね。
ノアの方舟のおもちゃは欧米の子供たちにとっては、ポピュラーなもの。
方舟にノアの家族のお人形と木やぬいぐるみのいろんな動物たちがセットになっています。
こちらは、この女の子のお気に入りのノアの方舟。
まず、ノアの家族たちのお人形です。
カンガルーとらくだのカップルが船から出てきました。
そして、こんなキュートな動物がいっぱい!
遊んだあとは、方舟にしまいます。
こんなすてきな方舟、ほしい!
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8月12日の続きです。
ノアの方舟に乗らない動物もたくさんいたのですが、ついに雨がふり始めます。
雨のいきおいはとてもはげしく、あっという間に洪水に。
みんな、急いで!
方舟に乗って!
すべての動物たちが乗船したのか、ノアがリストでチェックすると、コウノトリがまだです。
コウノトリはいちばん最後にやってきます。
なんと赤ちゃんをつれてきたのでした。
この絵本を描いたのは、Peter Adby という人。
動物ものが得意なイギリスの作家さんのようです。
この絵本はイギリスで出版されたピクシー絵本の翻訳もの。
1960年代から70年代の一時期、イギリスでもピクシー絵本が出版されていました。
イギリスのピクシー絵本については、ちょっと研究中。
またの機会にお話ししたいと思います。
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ん、何やってんの、これ?
→今年も目録づくり、はじめました。
今年は、もー、なんだかんだで忙しく、今ごろからのスタートになってしまいました。
クリスマスのころに間にあうかなー。
間にあわせたい…。
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小さなピクシー絵本の壮大なお話、「ノアの方舟(Die Arche Noah)」です。
ノアの方舟は旧約聖書に出てくる有名なお話ですが、ギリシャ神話にもあり、世界各地に伝説として存在するようですね。
いずれも紀元前よりはるか昔から伝わるお話で、「方舟は本当にあった?」という説もあって、世界最古のミステリーともいわれています。
さて、この絵本では、ノアの作った方舟にいろんな動物たちが乗り込むところまでが描かれています。
では、中身をちょこっとご紹介しますね。
方舟を作ったノアは 洪水の前に方舟に乗るよう、世界中の動物たちに知らせるためにハトをはなちます(↑表紙の通り)。
ハトは いろんな動物たちに知らせてまわりますが…。
すなおに方舟に乗る動物もいれば、「洪水なんてへっちゃら」と取り合わない動物もいます。
それはこんな動物↓、コウノトリです。
とっても高い所に巣があるから、洪水が来ても大丈夫だというのです。
ハトが説得していますが…。
ところで、紀元前の昔から伝書鳩はいたんですね〜。
続きは次回。
商品情報はこちらです。
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7月30日の続きです。
先日、昔話には動物がよく出てくると書いたのですが、国を問わず、昔の方が人と動物の関わりが深かっただろうな。
人と自然の距離も近い分、生活の場の近くにいる動物も多かったでしょうね。
そこで、思ったのが、人間が動物のお話を語るようになったのって、いつからなんだろうということ。
グリムやアンデルセンといった、いわゆる伝承の童話集には動物がよく出てきます。
そういえば、もっともっと古いもので動物がたくさん出てくるお話があった。
それは、「ノアの方舟」。
旧約聖書に載っているくらい古いお話というか神話です。
紀元前3世紀に書かれたともいわれています。
続きます。
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先日から続けて、ティボル・ゲルゲイ(Tibor Gergely)によるリトルゴールデンブックをご紹介しています。
ゲルゲイは日本ではあまり知られていませんが、アメリカでは有名な絵本作家です。
そして、リトルゴールデンブックを代表する作家でもあります。
それくらい、たくさんの名作を残しているのです。
1900年にハンガリーで生まれ、1939年にアメリカに移民し、1940年代からリトルゴールデンブックの制作に携わっていたようです。
最近ご紹介した作品を見ると、動物の絵本が得意な印象がありますが、すぐれた乗り物や科学絵本も手がけています。
有名なところでは、「それいけ しょうぼうしゃ」なんて、ゲルゲイ自身とリトルゴールデンブックを代表する名作です。
とはいえ、この人の動物たちの絵本も独特な魅力があり、とてもチャーミング。
あと、もう少し、ご案内させていただきますね。
⇒ トート (05/23)
⇒ papayoyo (05/22)
⇒ masa (03/21)
⇒ Re Re Re Reptilian (08/11)
⇒ Tote (03/06)
⇒ みかり (03/05)
⇒ Tote (09/22)
⇒ めぐみん (09/22)
⇒ Tote (09/10)
⇒ めぐみん (09/10)