JUGEMテーマ:かわいい絵本が好きなのだ
なつかしのピクシー絵本が もう1冊再入荷しました。
「ねずみちゃんのおるすばん(Peter und Mausi Maus)」。
もう、とびきりカワイイです。
こんなカワイイ ピクシー絵本が1970年代には、日本でも日本語で出版されていたんです。いい時代だったンデスね〜。
内容は健気でやさしい子ねずみちゃんのお話。
詳しくは以前にご紹介しています。
商品情報はこちらです。
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このところ、動物のピクシー絵本が続けて再入荷しておりますが、うーん、なつかしい。
Tote としても、なつかしいですが、このブログやショップでご覧いただいている方の中にもなつかしがっておられる人も少なくないのでは?
なんで、そんなになつかしいかというと、先日紹介した「こぐまのぼうけん」や「ねずみちゃんのおみやげ」って、その昔、日本でも出版されていたから。
リアルタイムで知っている人にとっては、そりゃ、もう。
日本で発行されたピクシー絵本のタイトルって、どれくらいあったんだろう?
実は、日本語版ピクシー絵本については、わからないことが多いのです。
でも、動物(ぬいぐるみも含めて)のお話が多かったと思う。
まあ、ピクシー絵本に限らず、リトルゴールデンブックも含めて、絵本の世界には動物が欠かせないのでしょうね。
動物だけの世界や、人間と動物が普通に会話している世界があったり、擬人化された動物のお話や、まじめに動物の生態を紹介するものもあったりして。子供のころは、なんか動物やぬいぐるみと普通に会話できると思い込んでいた気がする。
さて、近々、またなつかしい動物のピクシー絵本をご紹介しようと思います。
お楽しみに。
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なつかしく、とても人気のあるピクシー絵本が再入荷しました。
「こぐまのぼうけん(Babybär)」。
1970年代に日本でも出版されたことがあります。
今回は、久々の入荷です。
生まれたばかりの好奇心いっぱいのこぐまちゃん。
1年間の成長が美しい四季とともに描かれています。
いろんな動物たちとふれあって たくさんのことを学びます。
おかあさんからはハンターから身を守る方法を教えてもらいます。
知恵を使って、ハンターを追い返したこぐまちゃん。
この絵本、自然の描写がとてもきれいなんです。
特にきれいなのが、雪景色。
筆のタッチが伸びやかです。
商品について、詳しくはこちらをご覧ください。
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背表紙を見るのも、リトルゴールデンブックの年代を知る手がかりの1つ。
この背表紙にはリトルゴールデンブックらしさが詰まっているといっても過言ではありません。
リトルゴールデンブックの装丁は創刊以来、ずっと同じ仕様ですが、よく見ると時代ごとに少しずつマイナーチェンジがあるんです。その違いによって、いつごろ発行られた本なのかがわかります。
まずは、写真の説明です。古いものから順に左→右に並べました。
いちばん左端が創刊当初、順に1950〜’60年代、’70〜’90年代、2000年以降、右端は’60〜’70年代オーストラリアで発行されていたもの。
リトルゴールデンブック創刊後の1950年前後、その大成功に続けとばかりに、アメリカではエルフ(Elf)やワンダー(Wonder)など複数の絵本シリーズが刊行されました。コンセプトはいずれもリーズナブルな価格で豊富なタイトル。
しかし、後年まで生き残れたのはリトルゴールデンブックだけでした。その理由の一つがこの仕様といわれています。
本の価格をリーズナブルにするためには製造コストを抑えることも方法のひとつ。
ハードカバーではなくて簡易的な製本を、ということで編み出されたのが、厚紙の表紙の端をステープルでとじ、特性の製本テープでくるむという方法でした。
このスタイルは簡易製本ながら丈夫で長持ち、親から子へと長く愛される理由にもなりました。
ライバルの絵本たちも簡易製本でしたが、どれもリトルゴールデンブックほど丈夫ではありませんでした(恐らく、特許や意匠の関係でリトルゴールデンブックと同じスタイルで作ることができなかったのだと思います)。
BOOKCOURiER でも’40年代や’50年代のリトルゴールデンブックを扱っていますが、同年代のエルフブックなどと比べると、格段に状態の良いものが多いです。
創刊当初の製本テープは紙製だったんですが、’50年代に入るとホイル製になり、より丈夫になった、ということです。
少し製本をかじったことのあるTote もこの仕様はつくづく良くできてるな〜と思います。
一方で、消えて行った(廃刊・休刊になった)リトルゴールデンブックのライバルたちも良い絵本がたくさんあって、好きなのも多いんですけどね。
エルフブックなど機会があればご紹介していきたいと思います。
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ちょっぴり不気味でかわいい、ユニークなピクシー絵本が入荷しました。
「りょうしとくま(Der alte Jäger)」です。
キモかわいいともいえるかな〜?
早速、中身をご覧ください。
自分では腕がいいと思っている老猟師がいました。
いつか、くまを仕留めてその毛皮でカッコいいコートをつくりたい、なんて考えていました。
くまの毛皮のコートを着れば、モテるんでしょうか?
そこで、くまを撃ちに森へ行くのですが、マチルダという魔女に出会います。
(↓ふくろうとくまの間にいるのがこのマチルダ。なんとも不気味w)
マチルダは猟師に動物の言葉がわかるようになる魔法をかけます。
カラスの会話でくまの居場所を知った猟師は、くまを撃とうとしたところ、また魔女マチルダの魔法で銃を取りあげられてしまいます。
いつのまにか、くまと他の動物たちに取り囲まれました。
「こいつはオレを撃とうとしたんだ。許せない」とくまに言われて、
「もう、そんなことはしないから、許してくれ」とふるえながらお願いする猟師。
今後は絶対に動物を傷つけないことを約束した猟師に、マチルダは銃に代えてバンジョーを与えました。
それからは、猟師が動物たちにヘタなバンジョーを聞かせたり、動物たちが食べられるキノコを教えてくれたり、仲よく暮らすようになりましたとさ。
猟師と動物たちの表情がなんともいえませんね。
大人も楽しめる作品だと思います。
商品情報はこちらです。
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先日は、古いリトルゴールデンブックの発行された年代を知る手がかりの1つとして、ロゴマークの移り変わりについてご紹介しました。
ロゴマーク、つまりトレードマークは、もちろんピクシー絵本にもあります。
そして、リトルゴールデンブック同様、年代によって変わっています。
それが、↓こちらの画像。
ドイツのピクシー絵本のロゴマークは、創刊以来、大きく2回変わっています。
最初のロゴマークは1959年の創刊から1980年代後半まで(画像の1番上から3番目まで)使われていました。サンセリフの書体をアレンジしたシンプルなロゴです。
80年代後半から半円の中にロゴ+ BÜCHER(BOOKSのドイツ語表記)というデザインになります(画像に写っている4番目)。書体そのものから大きくイメージが変わりました。
そして、2000年半ばから画像の5番目と6番目のタイプになっています。
こうやって見ると、時代ごとのロゴタイプやデザインの流行が反映されていますね。
特に初代のシンプルなロゴの使い方が興味深いです。
大きさを変えたり、縦に入れたり。「p 」の文字の縦棒が長めになっていてフレームアウトしているような見せ方とか、微妙なバランスの取り方がとても上手。
初代に限らず、いつの時代も表紙のロゴマークはデザインの一部として絶妙にレイアウトされています。
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4月9日の続きです。
ディズニーのリトルゴールデンブック「おしゃれキャット(The Aristocats)」の中身をちょこっとお見せします。
舞台はフランスのパリ。
猫のダッチェスとそのこどもたちは裕福な老婦人の元で、何不自由なく楽しく暮らしていました。
しかし、老婦人が財産をダッチェスたちに残すよう遺言書を作ったことを知った執事の悪だくみによって、ダッチェスとこどもたちは見ず知らずの土地に捨てられてしまいます。
そんなとき、風来坊でノラ猫のオマリーに出会います。
オマリーに助けられながら、ダッチェスたちはパリのお屋敷に戻ろうとします。
ダッチェスたちは無事にパリに帰ることができるのでしょうか?
日本ではマリーちゃんの方が有名ですが、エレガントながら気丈なお母さんでもあるダッチェスがすてきです。
商品情報はこちらです。
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ディズニーには、いろんな動物のキャラクターがいますが、ねこは案外少ない。
その理由はまたの機会に考えたいと思いますが、数少ないディズニーのかわいいねこちゃんのリトルゴールデンブックを紹介します。
「おしゃれキャット(The Aristocats)」
同名のディズニー映画(日本では1972年に公開)から書籍化されたもので、原題は「The Aristocats」。貴族という意味の単語、aristocrat をもじったようです。
絵本を読むと物語は起伏があっておもしろいし、ダッチェスのお母さんらしい気づかいや風来坊のオマリーとジャズミュージシャンの猫たち、悪役の執事も含めキャラクターの造型もしっかりしています。
日本では映画の人気があまりなかったというのが不思議。
ストーリーはいわゆるおとぎ話的ではなく、割と現実味のある設定です。そんなことから、ディズニー作品としては少し異質と受け取られたのかもしれません。
ディズニーのキャラクターで猫ってめずらしい上に、ダッチェスはエレガントな大人。
だからこそ、ちょっとおてんばでキュートなマリーちゃんとの対比がきいていて楽しいです。
ダッチェスがマリーをエレガントなレディ(aristocats)にしつけようとする場面がいいです。
内容については、次回ご紹介します。
商品情報はこちらです。
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こんにちは、ブッククーリエ 店長のTote です。
あらためて、このブログではリトルゴールデンブックとピクシー絵本、そしてヴィンテージ絵本好きのみなさんに役立つ情報をお届けしていきたいと思っております。
「で、役立つ情報って、なに?」ということですが、ヴィンテージ絵本を集めるということで重要になるのが、年代。
ヴィンテージ絵本、つまり古書は、どれくらい古いか(いつ出版されたか)で価値が違ってくるのです。
そこで、まずリトルゴールデンブックの年代を知る手がかりの一つとして、以前もお知らせしたのが、表紙のロゴマーク。
リトルゴールデンブックは、同じタイトルで古くから再販をくり返しているものが多いのですが、上の画像は同一タイトルで1950年代から何度も再販している作品の表紙を集めたものです。
画像の上から順に、1950年代、60年代、70年代、80年代、90年代前半、90年代後半、2000年以降のロゴマーク。
創刊当初から1950年代まではシンプルなブロック体の文字だけだったんですね。60年代から現在と同じ書体になりました。
この頃まではマークがなかったんですね。
70年代に入ってからトレードマークができています(Tote にとっては、このマークが一番印象深いです。キョロキョロしている目みたいで、なんだかカワイイ)。
90年代前半のものは The Poky Little Puppy がトレードマークになっていますが、これはクラシックスという意味で、古くから人気の定番ともいえる絵本につくようです。
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