JUGEMテーマ:絵本のたからばこ
5月26日の続きです。
リトルゴールデンブックの裏表紙4回目です。
この画像、いずれも1960年から63年までのものですが、1960年代初頭はすごくデザインのバリエーションが多く、アメリカのコレクターさんによると20〜30種類あるそうです(1〜2ヶ月に1回デザインが変わっていたことになります)。
60年代後半からはあまり変わらないんですけどね。
今回、当店の在庫から探し出せたのはこの8種類。
当時 全盛だったポップアートを思わせるレイアウトもありますね。
上段右から1959-60年、1960年、左の2冊が1960-62年、
下段右2冊 1960-62年、左2冊が1963年の発行です。
次回からは60年代後半になります。
そろそろ見覚えあるデザインが出てくるかも。
続きます。
JUGEMテーマ:絵本のたからばこ
ドイツ語の童謡を集めたかわいいピクシー絵本です。
「ヤコブはもじゃもじゃくまさん(Jakob ist ein Zottelbär)」。
表紙ではくまさんの絵本に思えますが、童謡集で、表題になっているのはドイツの童謡のひとつ。
「もじゃもじゃくまさん」ってどうかとは思ったのですが、他にいい訳が思いつかなくて…。「毛むくじゃら」よりはいいかと。
もふもふしたくまさんということを言いたかったのです。
ドイツの子供たちにとってはポピュラーな童謡みたい。
シンプルな歌詞で、遊びながらくり返し歌うみたいですね。
他にもいろんな詩が収録されています。
絵がとてもキュートです。色もきれいですね。
↓これは、かくれんぼしながら歌うのかな。
↓こちらはハンプティ・ダンプティ?のようにも見えますが、「小さなふとっちょの奥さん」。
くり返し歌ううち、だんだんスピードを速めていくみたいです。
ドイツ語の言葉遊びが楽しめます。
商品情報はこちらです。
JUGEMテーマ:ディズニー=ピクサー
先日の「こいぬのラッキー(Lucky Puppy)」のおまけです。
ラッキーたちは15匹きょうだい(Tote はこどもの頃、101匹全員がきょうだいだと思っていた…)。全員そろっているのが上の画像です。
この子たち、みんなの名前ってご存知ですか?
ペニー、レニー、ソルト、ペッパー、ジョリー、ロリー、パッチ、ラッチ、スポット、ドット、ブロブ、ブロット、ブラッキー、ホワイティーです。
だれがどれかわからない…。
「101匹わんちゃん」本編では、ラッキーは仮死状態で生まれ、飼い主のロジャーたちの世話で息を吹き返し、幸運な子犬ということでラッキーと名付けられました。
JUGEMテーマ:海外の名作絵本
JUGEMテーマ:絵本のたからばこ
5月15日の記事の続きというかおまけです。
前回、1950年代後半までのリトルゴールデンブックの裏表紙4種類をご紹介しましたが、ちょこっと注意しておいた方がいいことがあります。
15日の記事の画像 右下の裏表紙のデザイン、55年ごろに出回っていたものですが、後ほど60年代後半に復活しているのです。
その年代違いの2冊を比べたのが上の画像↑。
左側が55年当時のもの、右側が1969年発行のものです。
一見すると同じように見えるんですが、よーく見ると、製本テープが違います(コレ、大きなポイント)。
↓製本テープの部分を横に見た画像。上が55年、下が69年発行のものです。
書かれている文章の内容も違います。
50年代版は「これまでにリトルゴールデンブックは3億部以上〜」とあります。で、60年代は「10億部以上〜」となっています(なにげにスゴい数字。何度も読み直してしまった)。
以前のデザインが復活したのは(復刻版を除いて)これだけのようですが、リトルゴールデンブックの年代を調べるときは発行年度(表記されていれば)、裏表紙、製本テープなど いろんな点からチェックした方が良いということです。
続きます。
JUGEMテーマ:ディズニー=ピクサー
ディズニーの子犬のリトルゴールデンブックです。
「こいぬのラッキー(Lucky Puppy)」。
見ておわかりの通り、ダルメシアンの子犬です。
ダルメシアンといえば、そうディズニーのアニメ映画「101匹わんちゃん」のスピンオフストーリーのめずらしい絵本です。
ラッキーには14匹のきょうだいがいます。
きょうだいたちは庭で遊んだり、パピートリック(お手やおすわりなどの芸)の練習に夢中ですが、ラッキーはテレビを見るばかり。
テレビに見入るうしろ姿がなんともカワイイですね。
ラッキーはテレビドラマに出てくるタレント犬にあこがれているんです。
「ぼくもあんなふうになりたいな」。
こっそり家をぬけ出して、街で通行人にテレビドラマのアクションシーンのマネをして見せるのですが、誰も見てくれません…。
おまわりさんに家に帰されました。
疲れたラッキーは「普通の犬でいる方がいいや」。
商品情報はこちらです。
JUGEMテーマ:絵本のたからばこ
4月16日の続きです。
リトルゴールデンブックの裏表紙です。
今回から何回かに分けて、リトルゴールデンブックの(発行された)年代の見分け方をお教えします。
古いものから順にご紹介していきます。
上の画像の左上から時計回りに、1943年〜50年、〜1950年代中ごろまで、1955年ごろ、同じく1955年ごろ。右上下の微妙な違いに注意。
実は、左上のものの前に創刊当初の1942年〜43年に使われた最も古いデザインがあるのですが、当店に現物がありません。
近年の復刻版ならあるのですが、細部が少し違っていたり、やはり使用感が違うため 載せるのをやめました。その実際のデザインは左上のものと同じ飾り枠の中に最初の12冊のリストが表記されています。
1950年から60年代にかけては、本当によくデザインが変わっていました。
続きます。
JUGEMテーマ:絵本のたからばこ
この絵本も再入荷しています。
冬眠から目覚めたばかりのはりねずみのピクシー絵本です。
「目をさました はりねずみ(Oskar Igels Winterfreund)」。
冬の間、こんなに丸まって眠っていたはりねずみ。
春が来て目を覚ましますが、動き回るのは夜。
その方が安全だから。
夜になって、どこかへ出かけて行きます。
安全とはいっても…。あっ、あぶない!
くるんとなって避けたので、なんとか無事に済みました。
人間との共存は大変です。
はりねずみはどこへ行くんでしょう?
春と夏の間に暮らす場所を探していたんです。
良いすみかがみつかりました(農家の生け垣のようです)。
やさしく繊細に描かれたはりねずみと自然の風景。
美しい絵本です。
商品情報はこちらです。
JUGEMテーマ:かわいい絵本が好きなのだ
とびきりキュートなねこちゃんのピクシー絵本です。
「こねこのケイティ(Katie Kätzchen)」。
もともとは1958年に発行された非常に古い絵本。
ほとんど再販されていなかったのですが、今回は2013年発行の復刻版が入荷しました。
こねこのケイティが、いろんな動物のお友だちに協力してもらいながら、お母さんの誕生日に手編みのセーターをプレゼントするお話です。
中身をちょこっとお見せしますね。
お母さんへのセーターを編むために、ひつじさんに羊毛を分けてもらったケイティ。
羊毛を紡いで毛糸にしないといけないのですが、それはクモの兄弟におねがいすることにしました。
↓この小屋の中にクモがいるんです。
紡いだ毛糸はうしさんのツノにかけて巻きとっていきました。
これでケイティはお母さんの誕生日までにセーターを編み上げられそうです。
ほわんとしたキュートなタッチがたまらなく愛おしい作品です。
商品情報はこちらです。
JUGEMテーマ:絵本のたからばこ
先日から、ちょこちょこリトルゴールデンブックの年代を知る方法について、以前書いた記事にプラスアルファしながら再度アップしております。
リトルゴールデンブックの発行年の表記は、実は、年代によって違っています。
コレクターとしては、そこがちょっと悩ましいのですが、1970年代までは、XXXX年発行第X版(Xth Printing in XXXX)と扉ページか2ページ目に明記されていました。
しかし、80年代以降はコピーライトの年しか表記されていないことがあるのです。
コピーライトの年を発行年とカン違いしている人って案外 多く、たまに古書店さんでも…。コピーライト年=コピーライトを登録した年ですから、再販をくり返している場合コピーライト年は古くても本そのものは新しいこともあります。
そんなときはロゴマークや製本テープが年代を知る手がかりになることを以前 書きましたが、裏表紙も役に立ちます。
リトルゴールデンブックの裏表紙のデザインはロゴマークや製本テープよりも頻繁に変わっているので、実は重要な手がかりになるのです。
そんなわけで、次回からリトルゴールデンブックの裏表紙による年代の見分け方について説明していきますね。
⇒ トート (05/23)
⇒ papayoyo (05/22)
⇒ masa (03/21)
⇒ Re Re Re Reptilian (08/11)
⇒ Tote (03/06)
⇒ みかり (03/05)
⇒ Tote (09/22)
⇒ めぐみん (09/22)
⇒ Tote (09/10)
⇒ めぐみん (09/10)