JUGEMテーマ:本
こんにちは、ブッククーリエ店長の Tote です。
ブッククーリエはヴィンテージ絵本(それもリトルゴールデンブックとピクシー絵本専門)ショップで、このブログは、その店長日記です。
なぜ、こんなお店をやっているかというと、Tote 自身、古いリトルゴールデンブックとピクシー絵本専門が好きだから。たくさん収集してしまったから。
当然、当店のお客様はヴィンテージ絵本のコレクターの方が多いです。
そのわりには、これまで、あまりというか、ほとんど、古い絵本を「集める」ことの楽しみについて、書いてこなかったなあと気づきました。
なので、今後は(他の古書も含めて)古い絵本を収集する楽しみやそれについてのヒントなんかも、ときどきは書いていこうと思います。
と、その前に、気になっていることがあった。
それは、ヴィンテージ絵本の「ヴィンテージ」。
この表記、最近、「ビンテージ」とされていることが多くなったと思いませんか?
ヴィンテージとビンテージ、どっちなんだ?
続きます。
リチャード・スカリーは動物たちの絵本で有名ですが、こんな絵本も描いています。
「カーズ アンド トラックス(Cars and Trucks)」。
スカリーの絵本にはめずらしく、人間がたくさん登場しています。
でも、やっぱり動物たちも ちょこっと出てきます。
ごくシンプルな文章がついていますが、絵だけでそれぞれの自動車の形や大きさ、役割が 小さな子供にも理解しやすいよう構成されています。
小さい子向けの「はじめての自動車ずかん」みたいなものでしょうか。
とってもぜいたくな図鑑だと思いませんか?
商品について詳しくはこちらをご覧ください。
JUGEMテーマ:絵本のたからばこ
先日お話しした、リチャード・スカリーの人間の少年を描いためずらしいリトルゴールデンブックです。「ちいさなインディアン(Little Indian)」。
インディアンの少年が大人(たぶん、お父さん)について、生きるために必要ないろんなことを学んでいきます。
大人のインディアンは大きなテント、小さなインディアンは小さなテントで寝起きするんですね。
それぞれのカヌーで魚つり。
それぞれ、アライグマのペットがいるようです。
つった魚を焼いて食べているところですが、いろんな動物がいますね。
人間のお話といっても、やはりスカリーの絵本らしいです。
小さなインディアンと動物たちの表情がいいですね。
商品情報はこちらです。
JUGEMテーマ:絵本のたからばこ
こんにちは、ブッククーリエ店長の Tote です。
さて、ツイッターでもお知らせしているとおり、先週から今週にかけてリトルゴールデンブックの主要作家Corinne Malvern(コリンヌ・モルバーン)に続けて、Richard Scarry(リチャード・スカリー)の貴重な絵本を店頭にアップしました。
コリンヌ・モルバーンについては、こちら。
一方、リチャード・スカリー(スキャリーと表記されることも多いです)は日本人のファンも多く、このブログ読者のみなさまにはおなじみの作家さんの1人でしょう。
スカリーは動物をとても得意にしていて、リトルゴールデンブックのみならず非常にたくさんの動物の絵本を描いています。それも擬人化した動物たちのシリーズものが有名です。
なので、スカリーといえば、動物の絵本というイメージが強いですが、実は、人間が主役の作品もあるのです。
例えば、「トミーお医者さんへ行く」や「マナーの本」など。この2冊は知育系ですが、とても楽しく学べる作品です。
そして、つい先日、店頭に初登場したのがこの作品「ちいさなインディアン」。
「インディアン」という言葉も近年は使われなくなりましたが、インディアン=ネイティブアメリカンの少年が自然の中で、いろんなことを学んでいく様子が描かれています。
いずれも、スカリーの作品で人間が主役のものは少ないのですが、特に今回入荷した「ちいさなインディアン」は貴重な初版です。ぜひ、店頭でもご覧くださいね。
スカリーの作品一覧はこちらでご覧いただけます。
JUGEMテーマ:かわいい絵本が好きなのだ
とてもカワイイ鉄道のピクシー絵本をご紹介します。
「動物たちの鉄道旅行(Die Tiere fahren Einsenbahn)」。
1959年発行の古い絵本で、動物たち専用の列車のお話です。
主役の子リスのきょうだいをはじめ動物たちがとっても愛らしいんです。
子リスのきょうだいがはじめて自分たちだけで "森のエクスプレス” に乗っておばさんのところへ旅行することになりました。 "森のエクスプレス” は動物たちの鉄道で、うさぎが車しょうをしています。
ワクワクしながら、列車に乗り込むきょうだい。
車しょうさんに「(おばさんがいる)くるみ町に着いたら教えてね」とお願いしました。
はじめての子供たちだけの旅行って、ほんとにワクワクものですよね。
駅に停まるたびに、「ここで降りるのかな?」と出口に行く子リスたちですが、そのつど、車しょうさんに「この駅じゃないよ」ともどされます。
停車するたびに、いろんな動物が乗ってきます。
それぞれの駅と動物がとっても個性的なんです。
かえるは池の葉っぱの上からとび乗ってくるし、もぐらの駅は穴ぐらです。
明るい色使いがきれいですね。
子リスの兄妹たちが疲れてうたた寝していると、くるみ町に着きました。
うさぎの車しょうさんが起こしてくれて、「忘れ物のないようにね」。
1部のページが2色刷り。レトロでキュートな1冊です。
商品情報はこちらです。
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「クリストフアーとコロンブス号(Christopher and the Columbus)」、小さなフェリーボートが大活躍するお話です。
フェリーボートというより渡し船って感じなんですが。
日本ではフェリーといえば、大型船のイメージがありますが、英語では湾や川を行き来するような渡し船のこともフェリーボート=ferry boat というようですね。
コロンブス号は湾を行き来する渡し船。その船長さんと仲よしの少年クリストファーは毎週土曜日、お客さんを降ろしたあと向こう岸に帰るコロンブス号に乗せてもらうのです。
ある土曜日、雨と風の激しい朝、いつものようにコロンブス号に向かったクリストファー少年。朝も早く雨も強いので、お客さんもスタッフも誰もいません。
クリストファー少年と船長さんは小さなクルーズに出ます。
しかし、コロンブス号は船長さんが切る舵とはちがう方向へ向かいます。
そこで、彼らがみつけたものは、小さな無人島に漂着した少年たち!
少年たちを救助して港へ帰ります。
その途中、船長さんは「船を桟橋に返す時間をとっくに過ぎてしまった。わたしはクビになるかもしれない…」。
でも、港に着くと、「コロンブス号、よくやった!」
たくさんの人がコロンブス号を待ち受けていました。
Tote は港で船をながめるのが好きなのですが、特にこういう小さな船が好き。
大型船をひっぱる小さなタグボートなんかを見るとけなげでかわいいと思ってしまうのです。
ところで、この絵本に描かれている古い美しい街並やシンプルだけど表情豊かな人たち、なんとなく見おぼえがありませんか?
「リトル レッド カブース」や「タクシーは大急ぎ」と同じ人が描いています。
Tibor Gergely(ティボル・ゲルゲイ)さんといって1950年代に活躍した絵本作家です。
乗り物が好きだったのかな?
この絵本の初版発行は1951年。
昔の乗り物って味がありますね。
商品詳細はこちらです。
JUGEMテーマ:海外の名作絵本
こんにちは、ブッククーリエ 店長の Tote です。
本日はリトルゴールデンブックを代表する作家の1人、Corinne Malvern(コリンヌ・モルバーン*)についてお伝えします。
クラシカルだけどスタイリッシュ、古き良きアメリカを思わせる画風で、1940年代から50年代にかけ活躍したイラストレーターです。
モルバーンが手がけたリトルゴールデンブックといえば、まず思い浮かぶのが「クリスマスの前の晩」。有名すぎる1冊です。
いずれも超ロングセラーの絵本です。
その他のこの作家さんの絵本はこちらでご覧いただけます。
それだけに、リトルゴールデンブックのイメージ形成に大きな影響を与えたイラストレーターの1人だと いっていいでしょう。
たくさんのリトルゴールデンブックを手がけた印象がありますが、実際に描いたのは17冊でした。でも、そのほとんどがロングセラーなので、大きな存在感となっているのでしょうね。
Penguin Randomhouse社によると、生没年は1901年から1956年と、短めの生涯だったようです。もう少し長生きしていれば、もっとたくさんの名作を残していたかもしれません。
*日本では、あまり知られていないことから、名前の公式な日本語表記がないようなので、グーグル検索での自動翻訳の表記をあてています。
JUGEMテーマ:かわいい絵本が好きなのだ
小さな乗り物のピクシー絵本です。
「じどうしゃができた(Unser Auto Fabian)」。
日本でも翻訳出版されたことがあったので、この表紙を見て「なつかしー!」と思う人もいるのでは。
中身を少しお見せしましょう。
自動車がほしいと思ったなかよし2人組。
自分たちで作ることにしました。
まず、設計図を引いて…。
いろんな材料を集めて、組み立てていきます。
飛行機みたいなプロペラをつけたら、カッコいいかも。
カサがあれば、雨の日でも安心。
さあ、ぼくたちの自動車のできあがり!
明るくポップな絵柄がとても印象的。
1970年代らしい1冊ですね。
商品情報はこちらです。
JUGEMテーマ:かわいい絵本が好きなのだ
6月3日の続きです。
絵本好き、絵本のコレクターの方々にとって、作家さんの情報ってとても大事だと思います。そもそも、本って、好きな作家さんだから読む・買うモノだし、絵本を集める動機の大半を占める要素ですよね。
とはいえ、昔の、特に外国の絵本作家さんについては、わからないことが多く…。
だからこそ、リトルゴールデンブックとピクシー絵本の作家さんについては、できるだけ情報を提供していくことが、ブッククーリエ の使命と思っております。
そこで、このブログでは、リトルゴールデンブックとピクシー絵本関連の作家さんの情報を載せるようにしているんですが…。
「この作家さんのことを知りたい!」と思ったときに、うーん、検索しづらいですな。
ただ、書き散らしているみたいになっている…。
思いついたときに、思いついた(わかった)ことを書くようにしているので、そういうことといえば、そうですが。まあ、それが、ブログのメリットでもあるのだけど。
いちおう、現在、右側のカラム下の「Category(カテゴリー)」の中に「作家」という選択はあるのですが、個別の作家は検索できません。
ブログって、あるテーマがあって、それが小カテゴリーに分かれている場合、ブログというのは検索しにくい?
というか、階層分けできないってこと(今ごろ、気づいた)?
Tote としては、作家(大カテゴリー)ー(例えば、リチャード・スカリーなどの)各作家(小カテゴリー)って、いうようにしたいんだけどなあ。
どうすればいいんだろ。
続きます。
JUGEMテーマ:かわいい絵本が好きなのだ
列車のピクシー絵本をもう1冊、
「おもちゃの列車(Puff-Pata-Puff)」です。
列車といっても、子供部屋のジオラマを走りまわる おもちゃの列車です。
だから、とってもキュート。
乗客はぬいぐるみ、お人形の駅員さんにせかされて出発します。
女の子のお人形が手をふっていますね。
元気に走っていたのですが、線路に丸太が…、
こんなの、へっちゃら。
なんと、ぴょーんと飛びこえました。
すると、そのまま空へ飛び出してしまいます。
虹の線路を走ったり、海に飛びこんだり。
大冒険になりました。
この絵本の初版発行は1955年。今回紹介しているのは、2004年発行の復刻版です。
なかなか奇想天外なお話ですが、古い絵本ほど、そういうの多いですよね。
商品情報はこちらです。
⇒ トート (05/23)
⇒ papayoyo (05/22)
⇒ masa (03/21)
⇒ Re Re Re Reptilian (08/11)
⇒ Tote (03/06)
⇒ みかり (03/05)
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⇒ Tote (09/10)
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