JUGEMテーマ:絵本のたからばこ
先日から、ちょこちょこ動物の話をしていたので、そのつながりで、そういえば、絵本によく出てくる動物といえば、何だっけ?
アメリカのリトルゴールデンブックはうさぎ、ドイツのピクシー絵本はくま が1番多かったような気がする。
実は、2017年にブッククーリエの店頭に限ってですが、調べたことがありました。
その結果、キャラクターものを除く、よく登場する動物ベスト3はこちら:
リトルゴールデンブック
1位 うさぎ
2位 ねこ
3位 くま
ピクシー絵本
1位 くま
2位 ねずみ・はりねずみ
3位 ねこ
くま以外は身近な動物といった感じです(正直なところ、ねずみはあまり身近にいてほしくないけど)。
でも、リトルゴールデンブック・ピクシー絵本とも、けっこう意外な動物のお話があったりします。また、いろんな動物がたくさん出てくる絵本も多いです。
好きな動物の絵本を集めている人もいると思います。
こういうテーマで絵本のウィンドウショッピングをするのも楽しいですよ。
JUGEMテーマ:かわいい絵本が好きなのだ
昨日あらいぐまの話をしたので、こちらのピクシー絵本をどうぞ。
「小さなあらいぐま(Klein-Wuschel)」です。
初版発行は1959年の古い絵本です。
アメリカ Rand Macnally社の Elf Bookシリーズの翻訳ものです。
この Elfシリーズには、独特のかわいさと魅力があります。この絵本も そんな1冊。
森でなかまの動物たちと楽しく暮らす小さなあらいぐまが主人公。
あらいぐま以外の動物たちも みんなキュートに描かれています。
そして いきいきしている。
この小さなあらいぐまは好奇心おうせいなんです。
森から少しはなれた人間の家に行ったのですが、そこには気になるものがいっぱい。
庭に落ちていた空き缶をのぞきこんでいるうちに…
取れなくなっちゃった!
そのまま森へ帰りました。
森じゅうの動物たちが集まってきて、押したり、ひっぱったり。
なかなか、抜けません。
大きなくまさんが取ってくれました。
これからは、気をつけてね。
この絵本は一部のページが2色刷り。
レトロな感じがいいですね。
商品情報はこちらです。
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世界じゅうにはめずらしい動物やまぎらわしい動物がいるものです。
はりねずみとオポッサムと続いて、ふと気になったのが「あらいぐま」。
あらいぐまって、絵本やアニメによくというほどではないけど、ちょくちょく出てくる動物だけど、「くま」なのかと。
そう、ブッククーリエでは、あらいぐまの絵本はくまさんコーナーに分類しているんだよなぁ。
なんか、たぬきっぽいし。英語では、racoon というらしいが、あ、たぬきといっしょ…?
調べてみたところ、あらいぐまは「ネコ目アライグマ科」(!)だそうです。
ええ〜、くま でも、たぬき でもなかった…。
だれが、あらい「ぐま」って名づけたんだろう?
くま に見えないこともないし、くま に見えるから、「あらいぐま」なんでしょう。
ブッククーリエでの分類は、そのまま「くま」にしておきます。
調べるうちわかったのは、最近の日本では、あらいぐま は外来種のワースト100、つまり害獣に指定されているのだとか。これは、ちょっと悲しい。
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ピクシーファンに おなじみの人気作家ヨルゲン・クレヴィンさんの絵本「ねずみのおまわりさん(Peter Maus)」です。
ヨルゲンさんのピクシー絵本はどれも動物が主人公。
カートゥーンのような軽いタッチのイラストと明るい色使い、ユーモラスなストーリーがなんともいい味を出しています。
この絵本の主人公はねずみのピーター。街のおまわりさんです。
交通整理をしたり、いつも街の安全に気を配っています。
ある日、ピーターは店先からりんごを持って行こうとしている少年をみつけました。
少年にりんごをお店に返すよう説得するのですが、この説得方法がなんともユニーク。
こんなふうなんです。
「きみがお金をはらう前にりんごを食べたらどうなると思う?
りんごの芯を道ばたに捨てるよね?そしたら、その芯を大きなケーキを持ったぞうのマリーがふんでころぶかもしれない
(ぞうのマリーのことはおぼえておいて。この人の他の絵本にも出てきます)。
そうしたら、ケーキのクリームがわたり鳥にかかって
鳥たちが街に落ちてきて、その他もろもろ大変なことが起きて たくさんの人に迷惑をかけるかもしれないよ」
説得されて少年はりんごをお店に返します。
「風が吹いたらおけ屋が」式のりくつですが、ユーモラスな絵とあいまってこどもの心にひびきそう。こどもたちって突拍子のないお話が好きですからね。
商品情報はこちらです。
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9月12日のおまけです。
先日のリトルゴールデンブック「バンビと森の友だち」にちょこっとだけ出てくる、オポッサムという動物についてです。
オポッサムなんて聞いたことのない動物で、この絵を見たときは、一瞬、こうもり? おさる? と思ったのですが、なんなの?
木からぶら下がってますよね。
しかもしっぽで。
調べてみたところ、北米大陸にだけ分布する有袋類の動物で、細かくは70種類に分類されるそうです。見た目はちょっとハリネズミに似ていて、かわいいっぽい。
ところで、えっ? 有袋類といえば、オーストラリアですが、北米にもいるんですね。というか、このうちのキタオポッサムという種類は北米唯一の有袋類だそうです。
キタオポッサムは、木登りが得意で、ほとんどを木の上で暮らすのだそうで、しっぽも手足のように使えるんですって。
有袋類ということは、おなかのポケットで赤ちゃんを育てるのだろうけど、ぶら下がっているときもおなかに赤ちゃんが入っているんでしょうか?
うーん、ふしぎな動物。ひとつ勉強になりました。
こういうことを知るのも、外国の絵本ならではの楽しみ方ですね。
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バンビには、いろんな動物の友だちがいます。
森の王子さまですからね。
このリトルゴールデンブックには、バンビの友だちがたくさん出てきます。
「バンビと森の友だち(Bambi, Friends of the Forest)」。
友だちを守ろうとするバンビの勇気を描いた絵本です。
今日、バンビは はじめて森をこえて湖まで行くことになりました。
森のなかまたちが「気をつけてね」と、見送ろうとするところです。
いろんな動物がいますね。
うさぎは、もちろん とんすけです。
右のページ↑の木の枝にぶら下がっている動物は、なに?
オポッサムという動物で有袋類なんだそうです。
みんな仲よしなのですが、↓この きつね だけは要注意。
特に小さな動物たちにとっては、天敵のようです。
小動物たちを守るために、自分がおとりになって きつねを振り切ろうとするバンビですが、きつね も足が速い。
助けてくれたのは、あの「森の王」でした。
他にもバンビのかわいい仲間がたくさん出てきます。
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9月7日の続きです。
「モノたちのストーリー」は草創期のディズニー、メアリー・ブレア、ジョン・ラセターに確実に引き継がれていると、Tote は考えております。
そして、ラセターの中での1つの大きなストリームなのではないかと。
現社長のラセターがディズニー社の中で順調にキャリアを築いてきたのではないことを知っている人は多いと思う。彼のディズニー社での最初のステップは非正規雇用でした。
その時代、彼が製作に携わったのが「ブレイブ・リトル トースター(the Brave Little Toaster)」。1980年代の長編アニメ作品ですが、このタイトル通り、トースターが主役で、ちょっと型が古くなってしまった家電たちの冒険を描いています。
この頃は、まだコンピュータグラフィックスの黎明期。
ラセターは、この作品にCGを取り入れるべきと考え、水面下でピクサー社と接触しながら、ディズニー上層部に進言したのですが、けんもほろろに却下されてしまいます。そして、「ブレイブ・リトルトースター」の完成後、雇用契約を切られてしまったのでした。
その当時は、「手描きセルアニメこそ本物&最高!」「CGは手描きセルアニメを超えられない」との思い込みがあった時代で、それがディズニー社のプライドでもあったようです。
続きます。
JUGEMテーマ:ディズニー=ピクサー
7月17日の続きです。
トイ・ストーリー4を観てきたと言ってから、ひゃー、2カ月近く経っていました。すいません。
前回、トイ・ストーリーはピクサーの原点だと書いたのですが、それは、すなわちディズニー=ピクサーの現社長、ジョン・ラセターの原点なのだろうなと思うのですよ。
おもちゃというモノにも命が宿って、いろんなストーリーが生まれる、というのは、ウォルト・ディズニーの思索の中にもありました(美女と野獣の家具や食器的なことではなく、純粋に、そのモノ自体に魂とキャラクターがあるということです)。
ウォルト時代の、そういったモノたちを主役にしたディズニー作品は、最盛期や晩年よりも草創期から1960年代くらいにかけて多いようです。
古くは、シリー・シンフォニーの中の短編や、そしてメアリー・ブレアのモノ3部作。
(モノ3部作というのは、「青い自動車」、「小さな家」、「小さな郵便飛行機」で、なぜか このうち「郵便飛行機」だけがリトルゴールデンブックになっていません。)
これらのモノたちのストーリーがラセター少年の原点になっていったのでは、と Tote は想像している。
実際に、ラセターはブレアをめっちゃ尊敬しているし、「カーズ(Cars)」はブレアと「青い自動車」への最大のオマージュだと思います。
続きます。
JUGEMテーマ:ディズニー=ピクサー
「サンパー/うさぎのとんすけ(Thumper)」の中身をちょこっとお見せします。
前回も書いた通り、サンパー(Thumper)にはうしろ足でトントントン(thum, thum, thum)と地面をたたくクセがあります。本当は、これは危険なことがあったとき、仲間にそれを知らせるためにやることなんです。
「うしろ足でトントンするのは、ほんとうに必要(危険)なときだけよ」と、お母さんによくしかられているのに、サンパーはおかまいなし。
いつでも、どこでも、トントントン。
ある日、家族で出かけることになっていたのですが、サンパーはトントンするのがやめられません。おこったお母さんはサンパーだけに留守番をさせ、みんなと出かけて行きました。
やんちゃなサンパーはへこまず、勝手にひとりで森へ出かけて行き、猟をする人間をみつけます。これは大変!
木の洞にかくれ、サンパーは恐いのをがまんしながら、力のかぎりうしろ足を鳴らし続けます。サンパーの足音は木の洞に共鳴して森じゅうに響き渡り、動物たちはみんな安全な場所へ逃げることができました。
躍動感ある描写ですね。
サンパーは森の動物たちみんなから感謝され、お母さんからしかられることはもうありませんでした。
商品情報はこちらです。
⇒ トート (05/23)
⇒ papayoyo (05/22)
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⇒ Tote (03/06)
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⇒ Tote (09/10)
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